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一般常識

「更生」「更正」の意味と違い

「更生」「更正」の意味と違い

更生と更正の意味と違いとは

「更生」と「更正」は、どちらも「こうせい」と読む熟語です。読みだけでなく、共通して「更」の字が使われていることから、意味合いも混同しやすくなっています。しかし実際は、両者は異なる意味を持つ言葉です。

今回は「更生」と「更正」という2つの言葉について、その意味や違いを解説しますので、使い分ける際の参考にしてみてください。

更生とは

更生

「更生」の意味は、主に3つあります。

1つは「生き返ること」というもので、「蘇生」と同じ意味合いになります。この場合は、「休耕田を更生させる」のように使われます。
もう1つの意味合いは、「立ち直ること」というもので、社会的、精神的、物質的に通常の状態へ立ち返ることを指します。この場合は、「更生してギャンブルを断った」「薬物依存を断つため、自ら更生施設に入った」のように使われます。
3つ目は、「一度役に立たなくなった品物を、再度使えるようにすること」という意味合いで、「更生紙」「廃品を更生する」のように使われます。

「更生」の「更」は、「古いものを新しくする」「あらためる」という意味を持ちます。「生」はこの場合、「いかす」や「活用する」を意味しています。

「更正」との違いについては、下で見ていきましょう。

更正とは

更正

「更正」とは、「間違いを直すこと」という意味の言葉です。正しくないものや、望ましくないものの内容を改めて直すことを言います。「登記事項の誤りについて更正する」のように使われます。

「更正」はまた、申告納税制度において納税義務者が申告した所得額等の内容が正しくない場合、税務署長が調査によってその課税額を変更することも指します。

このように、「更正」と「更生」は同じような字が使われていますが、意味合いには違いがあります。「更生」が前述のように、「生き返ること」「立ち直ること」を指すのに対し、「更正」は「誤りを改めること」を指すようになっています。使い分ける際は、「生(いかす)」と「正(ただす)」の意味の違いを意識しておくとよいでしょう。