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「効率」と「能率」の意味と違い

「効率」と「能率」の意味と違い

効率と能率の意味と違い

仕事をする上でよく持ちだされるのが、「効率」や「能率」の話題です。
「仕事の効率を上げるように」「もっと能率を考えた仕事を」といった具合ですが、そもそも「効率」と「能率」は、どういう違いがあるのでしょうか。実は詳しく知らないという人も多いでしょう。

そこで今回は、「効率」と「能率」の意味と違いについて解説していきます。

効率とは

「効率」の主な意味合いは、2つあります。1つは、「機械などによる作業における、その仕事量と費やしたエネルギー量との比」というものです。例えばエンジンなどの熱機関では、投入された熱エネルギーが力学的仕事へ変換されます。この時投入した熱と、それによって生み出された仕事の比率を、「熱効率」と呼ぶといった具合です。

「効率」のもう1つの意味合いは、「費やした労力に対する、得られた成果の割合」というものです。例えば株の投資にどれだけの資金を注ぎ込み、それに比してどれだけの利益が得られたか、ということを指します。

「能率」との違いでは、成果を何と比較するかという点がポイントとなります。「効率」の場合、比較対象はエネルギーやお金、労力といったものです。この点は、後述するように「能率」との大きな違いとなります。

能率とは

一般的な「能率」の意味合いは、「一定時間内に行える仕事の量」というものです。例えば宅配の仕事において、1時間でどれくらいの量の荷物が運べるかといったことが、「能率」にあたります。「能率」の「能」とは、「仕事をする力」を指す言葉です。

このように、「能率」は「時間に対する仕事量の割合」を意味しています。上では「効率」は「エネルギー(熱、資金、労力など)」と「仕事」の比較と説明しましたが、「能率」は「時間」と「仕事」の比較となっています。この違いに留意すると、使い分ける際に便利でしょう。

一方で、「能率」と「効率」は、英語ではどちらも「efficiency」となります。このことから、時間で比較する「能率」の概念は、日本独特のものという言い方もできます。