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一般常識

「講演」「公演」「上演」の意味と違い

「講演」「公演」「上演」の意味と違い

講演・公演・上演の意味と違いとは

「講演」と「公演」は、読みが同じな上に意味合いも一部重なることから、使い方を混同しやすい言葉となっています。また「公演」と「上演」の違いも、詳しく言うのは意外に難しいものです。これらの言葉は、どうすれば使い分けしやすくなるのでしょうか。

今回は、「講演」「公演」「上演」の意味と違い、使い分けのポイントなどについて解説したいと思います。

講演とは

講演

「講演」とは、「おおぜいの人に向かい、ある題目について話をすること」という意味の言葉です。ある程度の人数の聴衆の前で、特定のテーマに沿った話をすることを言います。「○○先生の講演はいつも大盛況だ」「古代ギリシャにおける民主主義についての講演会」「彼女は今講演活動に力を入れている」のように使われます。

「講演」はまた、「説経」という意味でも使われます。これは経典を講じ仏法を説くと言った意味で、古い時代の使い方になります。

「講演」の「講」には、「ものごとの筋道を分かりやすく話す」「ものごとの成り行きなどを説明する」といった意味があります。一方「演」の字もまた、「ものごとがそうなった理由を分かりやすく話す」などの意味があります。

「公演」などとの違いについては、以下で見てみましょう。

公演とは

公演

「公演」とは、「おおやけの場で演じること」という意味の言葉です。演劇や演芸、舞踊、音楽などを、おおぜいの人の前で演じて見せることを言います。「この劇団の公演は、いつも満員になる」「今夜はクラシックの公演が行われる」「落語の公演会のチケットを手に入れた」のように使われます。

「公演」の「公」の字は、「おおぜいが集まる広場」を表しており、「おおやけ」などの意味を持ちます。「演」の字は、この場合「行う」などを意味しています。

「講演」との違いは、「何をするか」という点にあります。「講演」が前述のように、「テーマに沿った話」を行うのに対し、「公演」では演劇や音楽といった「芸」を行うようになっています。この点は、両者の使い分けのポイントとなります。

上演とは

上演

「上演」とは、「舞台で演じること」という意味の言葉です。演劇や演芸などを、舞台上で観客に向かって演じて見せることを言います。「今夜この劇場では、“蝶々夫人”が上演される」「彼女の今回の舞台では、完全新作が上演される予定だ」のように使われます。

「上演」の「上」の字には、「うえ」という意味のほかに、「取り上げておおやけの場に出す」といった意味合いがあります。

「上演」と「公演」の違いは、「どこまでを指すか」という点にあります。「上演」は劇を演じている最中を言いますが、「公演」は開始前の時間や、終了後のあいさつなども含まれます。また、「上演」は主として劇を演じることを指しますが、「公演」は音楽コンサートなど幅広いジャンルを含むという点も、両者の違いとなります。