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一般常識

「克服」と「克復」の意味と違い

「克服」と「克復」の意味と違い

克服と克復の意味と違いとは

日本語には同音異義語がたくさんありますが、「克服」と「克復」もその一種です。ともに「こくふく」と読む熟語で、意味合いも重なるところがあるものの、それぞれの使われ方は異なります。では、具体的にどんな点が異なるのでしょうか。

今回は、「克服」と「克復」の意味と違いについて、詳しく解説していきましょう。

克服とは

克服とは

「克服」の意味は、「努力して困難に打ち勝つこと」というものです。目の前の難しい問題や状況に対し、懸命に打ち込んで乗り越えることを言います。
例えば「数学嫌いを克服する」という場合、弱点としている数学に対し、努力して立ち向かって、その苦手意識を乗り越えることを意味します。他には、「悪条件を克服する」「あがり症を克服する」「病気を克服する」のように使われます。

「克服」の「克」という字は、「できる」「能力がある」という意味とともに、「打ち勝つ」という意味を持ちます。一方「服」の字は、「きもの」という意味のほかに「(相手のに勢いに負けて)したがう」という意味もあります。
つまり「克服」の語は、「今まで負けてたものに対し打ち勝つ」ことを表しているわけです。

「克復」との違いについては、以下で見てみましょう。

克復とは

克復とは

「克復」の意味は、「困難に打ち勝ち、元の平和な状態に戻すこと」というものです。戦いによって混乱に巻き込まれたり、地域を失うなどしていたものを、それを乗り越えて以前の平穏さを取り戻すことを言います。意味合いが近い言葉としては、「回復」があります。具体的には、「平和を克復する」のように使われます。

「克復」の「克」は、前述のように「打ち勝つ」を表します。一方「復」は、「返す」「もどす」という意味を持つ字です。つまり「克復」の語は、「打ち勝って元の状態に戻す」を表していることになります。

このように、「克服」は「困難に打ち勝つ」こと一般を指すのに対し、「克復」は、「戦いによる混乱などから平和を取り戻す」ことを指すという違いがあります。