一般常識
「試みる(ためしみる)」「試みる(こころみる)」の意味と読み方の違い
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「試みる(ためしみる)」「試みる(こころみる)」の意味と読み方の違い
「試みる(ためしみる)」とは、「実際にあたってしらべてみる」という意味の言葉です。あるものの効果などを、実際に行うことで確かめることについて言います。「包丁の切れ味を試みる」のように使われます。
一方「試みる(こころみる)」とは、「実際に効力・効果などをためすために行う」「ためしにやってみる」を意味します。「無人島からの脱出を試みる」「これ以上抵抗を試みても、犠牲が増えるだけだ」「実験を試みたものの、思い通りの効果は得られなかった」のように使われます。
また、現代ではあまり使われない意味としては、「試食する・試飲する」というものもあります。「こころみる」の語の由来は、「心見る」にあるとされています。
「試みる」の「試」は、「実際にやってみて、結果をたしかめる」「しらべる、さぐる」を意味する漢字で、音読みでは「し」、訓読みでは「こころ(みる)」「ため(す)」と読まれます。
このように、「試みる(ためしみる)」と「試みる(こころみる)」は、読み方は異なるものの、意味の違いはほとんどありません。どちらも「実際に行って効果などをしらべる」ことを指します。
ただ、現在では「ためしみる」という読み方はほとんどされない点は、両者の違いに挙げられます。現在「試みる」という表記をする場合は、ほとんどの場合で「こころみる」と読むようになっています。「ためしみる」という読み方を取る場合は、「試し見る」などと書かれるのが通常です。
「試みる」を「ためしみる」と発音すると、場合によっては間違いと思われる可能性もあるので、その点は気を付けましょう。
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