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一般常識

「声色(こえいろ)」「声色(こわいろ)」の意味と読み方の違い

「声色(こえいろ)」「声色(こわいろ)」の意味と読み方の違い

「声色(こえいろ)」「声色(こわいろ)」の意味と読み方の違い

「声色」とは、「声の音色」「声の調子」という意味の言葉です。声の響き具合や音程のことについて言い、「声色を変えてしゃべる」「普段と違う声色を使う」のように使われます。
また、「声色」には「他人(特に役者や有名人の口調や、動物の鳴き声)を真似ること」という意味もあり、この場合は「彼は時代劇役者の声色がうまい」のように使われます。この場合の「色」とは、「(音や声などの)響き、調子」を意味しています。

「声色」を「こえいろ」と読むのは、間違いです。「声」の主な読みは「こえ」や「せい」などですが、この場合は「こわ」と読まれます。つまり「声色」は、「こわいろ」と読むのが正解ということになります。
「声」を「こわ」と読む例には、ほかに「声高(こわだか)」や「声作り(こわづくり)」などがあります。「声真似」や「声質」の時は「こえ」と読む上に、漢字変換でも「こえいろ」で入力できるので紛らわしいところですが、正しいのはあくまで「こわいろ」だと覚えておきましょう。「こえいろ」と発音すると、間違いを指摘されるおそれもあります。

また、「声色」には「こわいろ」のほかに、3つの異なった読み方があります。
1つは「こわね」で、この場合は「声の音色」の意味のみを指します。もう1つは「せいしょく」で、これは「ものを言う声と顔色」「ようす、態度」「歌舞音曲と女色」の意味になります。3つ目は「しょうしき」で、こちらはこれまでとは違い、仏教用語で「聴覚・視覚など感覚の対象となるもの」の意味を表します。
こうしたケース別の読み方を覚えておいて、文脈ごとに適切な読みを使い分けるようにしましょう。

「声色(こえいろ)」「声色(こわいろ)」の意味と読み方の違い

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