一般常識
新聞記者(記者)・ジャーナリスト・コラムニストの意味と違い

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「新聞記者(記者)」「ジャーナリスト」「コラムニスト」の意味と違いとは
「新聞記者」「ジャーナリスト」「コラムニスト」の3語は、いずれもニュースなどの記事を執筆する人を指して使われます。同じような役割を表すこれらの言葉ですが、果たしてどの点に使い分けのポイントがあるのでしょうか。いざ説明しようとすると、意外に難しいことに気づくでしょう。
そこで今回は、「新聞記者」「ジャーナリスト」「コラムニスト」の意味や違いなどについて、詳しく解説していきたいと思います。
「新聞記者(記者)」とは
「新聞記者(しんぶんきしゃ)」とは、「新聞記事の取材や執筆、編集に従事する人」という意味の言葉です。単に「記者」とも呼ばれます。
日本の新聞の場合、記者はすべて新聞社の正社員か嘱託であり、通常フリーランスの記事は扱いません。現在は記者が取材と執筆を1人でこなしますが、明治前期には記者は執筆のみ行い、取材はほとんど「探訪(たんぼう)」などと呼ばれる者が行っていました。「記者」は、もともと「文章を書く人」を指します。
「ジャーナリスト」との主な違いは、「記者自身の考えなどは書かない」という点にあります。詳しい違いについては、この後説明しましょう。
「ジャーナリスト」とは
「ジャーナリスト」とは、「ジャーナリズムの世界にかかわりを持つ記者や編集者などの総称」という意味の言葉です。この場合の「ジャーナリズムの世界」とは、新聞や雑誌、放送などにおける、時事問題の報道や解説、批評といった活動を指します。
日本で使われる「ジャーナリスト」は、英語の「journalist」に由来しています。
「新聞記者」との主な違いは、上記のように「書き手の主観が入るかどうか」という点にあります。「新聞記者」が客観的な事実のみ伝えることを主眼にするのに対し、「ジャーナリスト」は記事に自身の見解を織り込みつつ、わかりやすい解説や批評を加えるのが特徴です。また、たずさわる媒体が新聞だけでなく、雑誌やテレビなど多岐にわたる点も、「新聞記者」との使い分けのポイントになります。
「コラムニスト」とは
「コラムニスト」とは、「新聞や雑誌でコラムを執筆する記者や寄稿家」という意味の言葉です。「コラム」は、もともとはラテン語で「円柱」を意味する言葉ですが、その後新聞などの「縦の欄」を指すようになり、さらにそこに載せられる「短い評論」を指して使われるようになりました。「コラムニスト」は、その評論を書く人を指します。
「新聞記者」や「ジャーナリスト」との違いは、「記事で扱う分野の広さ」にあります。「新聞記者」や「ジャーナリスト」の場合、主として政治や社会などの時事問題を扱いますが、「コラムニスト」はそれだけでなく、エンターテインメントやアート、料理、ファッションなどさまざまな分野の話題を扱います。また、「ジャーナリスト」よりさらに本人の主観が反映された記事を書く点も、「コラムニスト」の特徴となっています。
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