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一般常識

「帰省」「帰郷」「里帰り」の意味と違い

「帰省」「帰郷」「里帰り」の意味と違い

帰省・帰郷・里帰りの意味と違い

「ふるさとへ帰る」という行為を表す時、思い浮かぶ言葉は何でしょうか。
「帰省」や「帰郷」など、人によってそれぞれだと思います。それではこれらの言葉には、一体どんな違いがあるのでしょう。使い分ける際のポイントが知りたいところです。

そこで今回は、「帰省」「帰郷」「里帰り」という言葉の意味と違いについて、詳しく解説していきます。

帰省とは

「帰省」とは、「郷里に帰ること」もしくは「郷里に戻って父母を見舞うこと」という意味の言葉です。生まれ育った場所や家に帰り、両親や親せきなどに会って無事を確かめることを言います。
読み方は、「きせい」です。「帰省」の「省」は、この場合「たずねる」「見舞う」「安否を確かめる」などの意味を持ちます。「この夏は故郷に帰省する予定だ」「帰省の際に墓参りしてくる」「帰省の日を遅らせよう」などのように使われます。

「帰省」のポイントは、「短期間の訪問である」というところにあります。前述のように、「省」の字は「たずねる」や「安否を確認する」を意味しますから、元より長くとどまる意図は込められていません。通常は、お盆などで数日間郷里に帰ることを指す言葉となっています。

「帰郷」などとの違いについては、以下で見ていきましょう。

帰郷とは

「帰郷」とは、「故郷に帰ること」という意味の言葉です。長く別の場所で暮らしていた人が、久しぶりにふるさとへ帰ることを言います。
読み方は、「ききょう」です。「帰郷」の「郷」は、この場合「ふるさと」や「生まれ育った土地」を表します。「帰郷は5年ぶりだ」「さびしい帰郷となった」「就職を機に帰郷する」などのように使われます。

「帰郷」は、本来は故郷に帰ること全般を表す言葉です。一時的に帰ることはもちろん、ある程度まとまった期間とどまることも指します。そのため、「帰省」を「帰郷」の一種と呼んでも間違いではありません。

しかし現在では、両者は別の意味合いで使うのが通常です。「帰省」が上記のように、故郷への短期間の訪問を指すのに対し、「帰郷」は主に、故郷へ生活の拠点を移すことを指すようになっています。

里帰りとは

「里帰り」の本来の意味合いは、「結婚後に新婦が初めて実家へ帰ること」というものです。祝言の後3日目や5日目に行われる、新婦の実家への帰省を指します。
読み方は、「さとがえり」です。この場合の「里」とは、「その人が育った家」を表します。

従来は上記のような意味だった「里帰り」ですが、現在では単に、既婚女性が実家へ帰ることを指して使うことが多くなっています。「2~3日里帰りしてきます」「妻と子供は現在里帰り中だ」のような具合に使われます。

「里帰り」は「帰省」や「帰郷」とは違い、基本的に女性に対して使われる言葉です。しかし、普段は外国に住む人が故郷の国へ帰る際には、性別や婚姻の有無に関係なく「里帰り」と呼ぶようになっています。