一般常識
「権利」と「義務」の意味と違い

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「権利」と「義務」の意味と違いとは
「権利」と「義務」は、一般社会で頻繁に聞かれる言葉です。これらの意味をきちんと知っておくことは、社会人としては必須のことですが、実は違いがよくわからないという人も多いかもしれません。
そこで今回は、「権利」と「義務」の意味や違い、使い分けのポイントなどについて解説していきたいと思います。
「権利」とは
「権利」とは、「あるものごとを自分の意志で自由に行ったり、他人に要求することができる資格や能力」といった意味の言葉です。「口を挟む権利は誰にもない」「発言は当然の権利だ」「分け前を要求する権利はある」のように使われます。
「権利」はまた、法律上の言葉としても使われます。この場合は、「自分のために一定の利益を主張し、またこれを享受することができる能力」といった意味合いになり、「プライバシーの権利の侵害」「店の権利を手放す」のように使われます。
「権利」の「権」の字は、本来は「分銅(重り)」を意味する漢字ですが、「勢い」や「力」の意味もあります。一方「利」の字は、「するどい」「役立つ」を表しますが、「利益」などの意味も持ちます。
「義務」との違いは、後述するように、「あることを自由にできる(しなくてよい)」という点にあります。
「義務」とは
「義務」とは、「人がそれぞれの立場に応じてやるべき務め」という意味の言葉です。道徳や法などの規範によって要求される、しなくてはならないことや、してはならないことを言います。「国民の3大義務」「君には借りを返す義務がある」「最低限の義務は果たすべきだ」のように使われます。
「義務」の「義」という字は、「作法」「ふるまい」を意味していますが、「規範」「人の行うべき正しい道」などの意味も持ちます。一方「務」の字は、「精一杯与えられた仕事を行う」などの意味を持ちます。
「義務」と「権利」は、互いに反対の意味を持つという違いがあります。「権利」が「何かを自由にしたり、またはしなくてもよい資格」を指すのとは違い、「義務」は「やらなければならないこと、またはやるべきでないこと」を指すようになっています。このポイントを踏まえると、2つの使い分けがしやすくなるはずです。
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