競売（けいばい）（きょうばい）の読み方の違い

「競売」は、売り手が複数の買い手を集めてそれぞれに値を付けさせ、その中で最高価格となった者に売る方法を指します。「買い手に値段を競わせて売る」ことから、この文字が当てられています。

「競売」の読み方には「けいばい」と「きょうばい」の2通りがあり、日常会話などのシーンであれば、どちらを使っても問題ありません。

ただ、どう読むべきかが決まっている業界も存在します。
法律用語としては「けいばい」とのみ読むため、弁護士や司法書士、不動産会社といった業種では、通常こちらが使われます。
一方、放送業界はこれとは違い、法律関連の話題であっても、主として「きょうばい」を採用しています。放送業界が「けいばい」の読みを避けるのは、一般的ななじみが薄いためです。

つまり大まかな区別としては、「けいばい」は専門的な法律用語、「きょうばい」は一般的な読み方と分けることが可能です。