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一般常識

変わる・代わる・替わる・換わるの違い

変わる・代わる・替わる・換わるの違い

変わる・代わる・替わる・換わるの違いとは

変わるとは

変わるとは、大まかに言うと、ものごとの状態が今までとは違ったものになることを言います。

例えば、年月を経て地域の様子が変化したり、リフォームを施した家が前と見違えるようになったといったことを、「変わる」と表現します。状態だけでなく、「住所が変わる」「座席が変わる」などと言うように、場所の移動を表す際にも使われます。
また、「態度が変わる」「人格が変わる」などとも言うように、物理的な変化だけでなく、心理的な変化も指すようになっています。
その他、歳月の移り変わりや、他のものや人間と比べた際の差異についても、「変わる」という言葉で表現することがあります。例えば、「年号が変わる」「変わった形」などという具合です。

このように、「変わる」という言葉が表す内容には、かなり多くのものが含まれています。この点は、「代わる」などとの違いと言えます。

代わるとは

代わるとは、今までいた(あった)人や物とは、異なる存在が登場することを言います。

代わるの「代」という字は、もともと「まじないの道具を用いて、代がわりの儀式を行う」様を表現していました。そこから転じ、1つの役職や立場などに対し、従来とは異なる人が入ることを、代わると表現するようになりました。これは、「交代」という言葉に置き換えて考えると、理解しやすくなるでしょう。具体的には、会社の社長が辞任して別の人間に交代したり、野球の試合途中で投手が交代するといった具合です。

このように、代わるは変わるに比べ、より限定された場面で使われます。この点は、変わるとの明確な違いとなっています。

替わるとは

替わるは、あるものが別のものに入れかわることを言います。
替わるの「替」の字は、日の下で2人の人間(役人)が、互いに声を発している様を表しています。これが意味するのは、一方の役人から別の役人への、役の引継ぎです。つまり、替わるは、「人間やものが交替して入れかわる」という意味を持っています。

一方、迷うのが「代わる」との使い分けですが、以下のような違いを見出すことができます。すなわち、代わるの場合は、一度入れ替わった立場が再び元に戻ることは、ほとんどありません。それに対し、替わるの場合は、何度でも入れかわることができます。具体的に言うと、代わるは世代交代など一回限りの変動を指し、替わるは日直当番などの、何度でも起こりうる変動を指すようになっています。

換わるとは

換わるという言葉は、何かを同じ価値を持つ別のもの(人)に置きかえることを指しています。「交換」という言葉で考えると、分かりやすくなるでしょう。
具体的には、「野菜と魚を交換する」「意見を交換する」といった具合です。換わるの「換」は、出産で赤ん坊を次々に取りだす様を表しており、そこから「取り換える」「入れかわる」といった意味を持つようになりました。

換わると替わるは、ほとんど同じような意味合いを持ち、使い分けも難しくなっています。その一方で、換わるには、一度入れかわると元には戻りづらいという特徴があり、この点は替わるとの違いに挙げられます。

まとめ

以上のように、「かわる」という読みを持つ言葉はいくつもあります。

「変わる」という言葉が表す内容は幅広く、状態や様子の変化や場所の移動、時間の経過など多くの意味が含まれます。一方、「代わる」は「交代」という言葉で表されるように、今までとは違う人やものが、入れかわって登場することを言います。「替わる」もまた、異なる人間やものが立場を入れかえることを指しますが、何度でも同じ立場に戻れるという点が、「代わる」との違いになります。また、「交換」という意味を持つ「換わる」は、同じくらいの価値を持つ別のもの同士を、入れかえる際に使います。やはり「替わる」との使い分けに悩むところですが、「換わる」は一回性の交換に対し使われやすいという点に、違いを見出すことができます。