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「監禁」「軟禁」の意味と違い

「監禁」「軟禁」の意味と違い

「監禁」「軟禁」の意味と違いとは

海外のニュースで聞く機会が多い言葉に、「軟禁」というものがあります。一方、これと似た言葉に「監禁」がありますが、両者の違いは一体どこにあるのでしょうか。実際のところ、あまりよくわからないという人も多いでしょう。

そこで今回は、「監禁」と「軟禁」の意味や違いなどについて、詳しく解説していきたいと思います。

「監禁」とは

監禁

「監禁(かんきん)」とは、「人を一定の場所に閉じ込めて、行動の自由を奪うこと」という意味の言葉です。ある場所から脱出できないよう、誰かの自由を束縛することを言います。「ネルソン・マンデラ氏は長年監禁生活を送った」「監禁事件を起こした犯人が捕まった」のように使われます。

「監禁」の「監」の字は、「見張る」「取り締まる」などの意味を持ちます。一方「禁」の字は、「とどめる」などの意味のほか、「牢屋」の意味も持ちます。

「監禁」と「軟禁」の違いは、束縛の程度にあります。後述するように、「軟禁」には限られた自由が許されているのに対し、「監禁」の場合はそれよりも厳しい束縛を強いることが多くなっています。例えば、身体を拘束して身動きできないようにしたり、食事やトイレも制限されるといった具合です。

「軟禁」とは

軟禁

「軟禁(なんきん)」とは、「比較的ゆるやかな監禁」という意味の言葉です。体を縛ったりなどはしないものの、家屋などに閉じ込めて外部との接触も禁じることを言います。「アウンサンスーチー氏は、軍によってずっと軟禁状態に置かれていた」「彼は政治的影響力が危険視され、現在も自宅軟禁されている」のように使われます。

「軟禁」の「軟」の字は、この場合「穏やか」「融通が効く」などを意味しています。

「監禁」とは、「人の行動の自由を奪う手段」という点で違いはありません。しかし、上記のように、束縛の程度については違います。「軟禁」は「監禁」よりも、緩い束縛を課す点で使い分けられます。「軟禁」の場合は、居住施設内での一定程度の自由な行動は許されることが通常です。ただし、日本では「軟禁」も犯罪であり、「監禁」同様に罪に問われます。