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一般常識

「勘(土地勘)」と「鑑(土地鑑)」の意味と違い

「勘(土地勘)」と「鑑(土地鑑)」の意味と違い

「勘(土地勘)」と「鑑(土地鑑)」の意味と違いとは

「土地カン」という言葉の漢字表記には、「土地勘」と「土地鑑」の2つが存在します。一体なぜ、同じ言葉に2つの表記が存在するのでしょうか。また、「勘」と「鑑」の意味の違いについても気になるところです。

そこで今回は、「(土地)勘」と「(土地)監」の意味や違いについて解説していきたいと思います。

「勘(土地勘)」とは

勘(土地勘)

「勘」とは、「ものごとの意味や善し悪しを直感的に感じ取り、判断する能力」といった意味の言葉です。論理的・分析的な思考によらず、瞬間的なひらめきでものごとの真相を捉えられる能力を言います。
「彼女は勘がするどい」「さすがの勘働きだ」「あてずっぽうにしてはいい勘をしている」のように使われます。

「勘」の字は、「口にはさむ」「ならべる」「力強い腕」の象形から成っており、もともとは「(本などをならべて両側からはさみこむようにして)比べ考える」の意味を持ちます。「直感的な判断能力」という意味合いは、日本独特のものです。

後述するように、「土地勘」という使い方は本来は間違いで、「土地鑑」が正解になります。ただ現在では、「土地勘」の表記も「土地鑑」と特に意味の違いなく使われるようになっています。

「鑑(土地鑑)」とは

鑑(土地鑑)

「鑑」の意味はいくつかありますが、主なものでは「資料をならべて手本とする書物(図鑑、年鑑など)」「善し悪しを見分ける、しっかり点検する(鑑査、鑑識など)」「身分・資格などを見分ける証拠(鑑札、印鑑など)」といったものがあります。

「鑑」の字は、「鏡に映して見る」「金属」の象形から成り、「金属製のかがみ」の意味があります。そこから「見分ける」「見極める」などの意味も生まれました。

上で述べたように、「土地カン」という言葉は、本来は「土地鑑」が正しいものでした。「土地鑑」とは、「その土地の地理に詳しい」という意味の警察用語で、「土地を鑑みる(点検する)」の意味合いから来ています。
しかし、その後「土地勘」という表記が使われるようになり、こちらの方が一般的に定着しました。現在は厳密に使い分けられているわけではありませんが、主なマスコミでは、「土地勘」の表記が使われることが多くなっています。