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「家業」と「稼業」の意味と違い

「家業」と「稼業」の意味と違い

家業・稼業の意味と違いとは

「家業」と「稼業」は、どちらも「かぎょう」と読む言葉です。意味合いも重なることから、使い方を混同してしまう人も少なくありません。しかし実際には、細かい部分で違いがあります。

ではこれらは、それぞれ具体的にどういった意味合いを持つ言葉なのでしょうか。今回は、「家業」と「稼業」の意味や違いなどについて解説したいと思います。

家業とは

家業

「家業」の意味は、主に2つあります。1つは、「その家の生計を立てるための職業」というものです。「生業」などとも呼ばれ、主として自営業について言われます。この場合は、「家業の青果店を継ぐことになった」「家業の電器店を手伝っている」のように使われます。

「家業」のもう1つの意味合いは、「ある一族が、世襲的に継承していく技術」というものです。この場合は、武芸や芸能などその家に代々伝わった技術、才能などを指しています。こちらはやや古い使い方であり、現在ではあまり用例がありません。

「家業」の「家」の字は、この場合「先祖から代々続いてきた血族」を表しています。「業」の字は、「仕事」「学問」「技芸」などの意味を持ちます。

「稼業」との違いについては、以下で見てみましょう。

稼業とは

稼業

「稼業」とは、「生計を維持するための職業」という意味の言葉です。人が生活していくために行う、さまざまな仕事などを言います。「稼業に精を出す」「しがないサラリーマン稼業」のように使われます。

「稼業」の「稼」の字は、「稲」「移し替える」の象形から成り、「稲を移し替える農事」「実った稲の穂」などの意味を持ちます。そこから転じて、「生活をするために働く」などの意味も持つようになりました。

このように、「稼業」と「家業」は、主に「なりわい」を意味する点で違いはありませんが、「家族」にまつわる職業かどうかという点で異なります。「家業」の場合、その家庭でやっている仕事を指しますが、「稼業」は一般的な「仕事」を指すようになっています。この違いに気をつけると、使い分けがしやすくなります。