一般常識
「重傷」「軽傷」の意味と違い
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「重傷」「軽傷」の意味と違いとは
事故のニュースなどでよく聞く「重傷」「軽傷」という言葉ですが、どちらもけがを負ったことは分かっても、具体的にどう違うのかはわかりづらいところでしょう。実は、この2つの状態は、ある点で明確に区別することができます。では、どこに使い分けのポイントがあるのでしょうか。
今回は、「重傷」「軽傷」の意味や違いについて詳しく解説していきたいと思います。
「重傷」とは
「重傷」とは、「程度の重いきず」という意味の言葉です。体を動かすのに支障があるくらいの傷を言い、「大けが」や「深手」と同様の意味になります。読み方は「じゅうしょう」で、「全治三か月の重傷を負った」「この重傷では、しばらくは自力で歩けない」「事故で重傷は負ったものの、命に別状はなかった」のように使われます。
「重傷」の「重」の字は、「目方がおもい」の意味ですが、この場合は「はなはだしい」の意味になります。「傷」の字は、「切ったり打ったりして、身体に損傷を負った部分」を表しています。
「軽傷」とは、治療に要する日数で使い分けることができます。「軽傷」については後述しますが、「重傷」の場合、「全治一ヵ月(30日)以上のけが」について使われるのが特徴です。ですので、「全治2週間の重傷を負った」という言い方は、間違いということになります。
「軽傷」とは
「軽傷」とは、文字通り「軽いきず」という意味の言葉です。けがの程度が軽いことを指して使われます。読み方は「けいしょう」で、「バイクで転んだが、擦り傷程度の軽傷で済んだ」「結果的に軽傷しか負わなかったが、もう少しで命を落とすところだった」のように使われます。
「軽傷」の「軽」の字は、「わずか」「少ない」を意味しています。
「重傷」と「軽傷」は、前述のように「治療に何日かかるか」という点に違いがあり、「軽傷」の場合は「全治1ヵ月(30日)未満のけが」について使われるようになっています。ですので、「全治3ヵ月の軽傷」という言い方は、間違いであると言えます。
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