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一般常識

「順序」と「順番」の違い

「順序」と「順番」の違い

順序と順番の違いとは

「順序」と「順番」は、どちらも「順」の字がつくことから、意味を混同しやすい言葉です。実際にこの2つは、ほとんど同じ意味の言葉として使われることも多くなっていますが、実際にはこまかい違いが存在します。その違いについて知っておくことで、正しい使い分けがしやすくなるでしょう。

そこで今回は、「順序」と「順番」の意味の違いについて、詳しく解説していきたいと思います。

順序とは

順序とは、一定の基準に沿った配列や、ものごとを行う際の手順を指す言葉です。
「順」は「したがう」などの意味で、「序」は「正しく並べる」といった意味があります。つまり順序は、ある規則に従って決められた全体の並び方という言い方ができます。

順序の例としては、生年月日順、出席番号順、身長順、年齢順などがあります。具体的な使い方は、「順序正しく並ぶ」「順序が乱れる」「順序立てて説明する」といったものになります。

順番との違いは、並び方自体のルールや基準を指すという点にあります。例えば身長順の並びの場合は、身長差に従って段階的に並ぶことが求められますが、こうした並び方のルールそのものを順序と呼ぶようになってます。

順番とは

順番とは、ある配列の中の、個々の番号や位を指す言葉です。「順」は前述のように「したがう」などの意味で、「番」は「等級」や「順位」といった意味があります。つまり順番は、ある一定のルールに従った並びに含まれる、特定の位置という言い方ができます。

順番の例としては、出席番号1番、会員番号2番、期末テスト3位などといったものがあります。具体的な使い方は、「テストの結果順番が入れかわった」「彼の次が私の順番だ」といったものになります。

上の例からもわかるように、順番は数字として固有の位置が示せるものになります。一方順序の場合は、前述のように個々の数字ではなく、並び方そのものを指しています。この違いについて踏まえておくと、使い分ける際に便利でしょう。

「順序」と「順番」の違い

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