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「自粛」と「禁止」の意味と違い

「自粛」と「禁止」の意味と違い

「自粛」と「禁止」の意味と違いとは

「自粛」という言葉は、世の中に災害や事件が起った場合によく聞かれます。この表現の下、イベントや集会が中止されることが多くなっていますが、「禁止」とはどう違うのでしょうか。使い分けのポイントが知りたいところです。

そこで今回は、「自粛」と「禁止」の意味や違い、使い分け方などについて詳しく解説していきたいと思います。

「自粛」とは

自粛

「自粛」とは、「自分から進んで行いや態度を慎むこと」という意味の言葉です。他からの強制によらず、自らその言動を抑えることを言います。読み方は、「じしゅく」です。

例えば「誘拐事件の報道を自粛する」という場合は、捜査をスムーズに行えるよう、事件の報道を控えるという意味になります。このほかに「自粛ムード」などという使い方をする場合もありますが、これは世の中全体に、目立った動きを抑制する空気が漂うことを指します。

「自粛」の「自」という字は、「みずから」「自分自身で」などの意味を持ちます。一方「粛」の字は、「心を引き締めて正しい形で行う」「つつしむ」などの意味を持っています。

「禁止」との違いは、「自主的な行為である」という点にあります。後述するように、「禁止」が命令による強制的なものであるのとは違い、「自粛」は自らの判断で行うものとなっています。

「禁止」とは

禁止

「禁止」とは、「ある行為を行わないよう命令すること」という意味の言葉です。上位の者が下位の者に対し、「~してはいけない」と命ずることを言います。
読み方は「きんし」で、「路上で喫煙することは、条令で禁止されている」「廊下で走るのは禁止だ」「通行禁止の標識を見落とした」のように使われます。

「禁止」の「禁」という字は、「さしとめる」「行動を自由にさせない」の意味を持ちます。一方「止」の字は、「さしとめる」「とどめる」などの意味を持っています。

「自粛」との違いは、上記のように「強制か自主か」という点にあります。「自粛」が他人の強制によらず、自分たちの判断で行動を抑制するに対し、「禁止」は他人から強制的に行動を抑止される点が、両者の使い分けのポイントとなっています。