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「いまいま」の意味とは?使い方や例文・注意点

「いまいま」の意味とは?使い方や例文・注意点

「いまいま」の意味とは?使い方や例文・注意点

仕事や日常生活では、毎日さまざまな言葉に触れていますが、場合によっては今ひとつ耳慣れないものに出くわすこともあるでしょう。「いまいま」という言葉も、もしかするとそうしたものの1つかもしれません。ビジネスシーンでも使われるケースがありますが、いったいどんな意味を持つのでしょうか。

今回は、「いまいま」の意味や使い方について、例文を交えて紹介していきたいと思います。

「いまいま」の意味

辞書での意味と現在の意味

「いまいま」という言葉は、漢字で書くと「今今」となります。「今」の語を2つ重ねることで強調した表現であり、大体次のような意味合いになります。
まず1つは、「ごく近い過去」「たった今」という意味合いです。それまでの状態がついさっき変わったという時や、突発的に何らかの事態が起こった際などに使われます。
もう1つの意味合いは「待ち望むようす」というもので、こちらは「今か今か」を縮めた表現になります。
また、「その時期が目前に迫っていること」という意味もあり、この場合は「もうこれまでか」といったニュアンスで使われます。

上記の3つの意味合いは、辞書に記載されているものですが、そのうち後の2つは、現在ではほとんど使われません。現代のビジネス用語として使われる場合の「いまいま」は、「たった今」もしくは「まさに現在」の意味合いで使われるケースが多くなっています。
さらに、現代的な意味合いとして、「今のところ」というものを加えることができます。こちらの場合、「暫定的に」「とりあえず現在のところは」といったニュアンスの使い方になります。

「いまいま」の特徴

「いまいま」という表現は、上でも述べたように、「今」を重複することで強調する意図があります。同様の言葉としては、「まずまず」や「まあまあ」、「近々」、「ほぼほぼ」といったものがありますが、これらはみな、同じ言葉を重ねることでより強いニュアンスを出す効果を持っています。例えば「まずまず」であれば、副詞「まず」を重ねることで、「完全ではないが、とりあえず」といったニュアンスを強調することができます。

「いまいま」の場合、「今」を重ねることで、「本当にたったいま」「ごくごく最近」といったニュアンスが持たせられるようになっています。単に「今」というよりも、直近の感じが増すわけです。また、「今のところ」の意味合いについても、「本当に今のうちだけ」といった限定感が強調できます。ですので、急な事態の発生や、近い将来の状況変化といった事情を伝えたい場合には、この語を使うことが多くなっています。

「いまいま」の使い方・例文

「いまいま」の意味について見たところで、具体的な使い方についても見ていきましょう。
「いまいま」は上記のように、「たった今」もしくは「今のところは」の意味合いで使われます。ここでは、ビジネスシーンにおけるそれぞれの場合の使い方を、例文で紹介します。

「たった今」「現在」の意味合いの場合

  • 例文:「その件についてはいまいま知ったところですので、これから急いで対応を考えます」
  • 例文:「○○なら、いまいま事務所を出たところです」
  • 例文:「いまいまの状況では、受注できる見込みは薄そうです」
  • 例文:「いまいま受けた指示のせいで、プレゼン資料を作り直さなくてはならない」
  • 例文:「○○社から依頼されていた資料は、いまいま送付したところだ」

「今のところは」の意味合いの場合

  • 例文:「いまいまはとりあえず動いているが、急いで部品を交換した方がいい」
  • 例文:「いまいまはこの形状で進めますが、次回のロットからは変更されます」
  • 例文:「このサービスは、いまいまは無償提供されているが、近いうちに有償化される見込みだ」
  • 例文:「新しく導入したシステムは、いまいまのところ問題なく稼働しています」
  • 例文:「いまいまは何とか現場は回っているが、すぐにスタッフを補充しないと」

「いまいま」の注意点

「いまいま」はこのように、「たった今」「今のところ」などの意味合いで使われるようになっています。しかし、この言葉を使う際は、少々気を付けなくてはならない点があります。この項目では、その点について見ていきましょう。

「いまいま」は定着した表現ではない

まず、第一に踏まえておかなくてはならないのが、「“いまいま”はビジネス用語として定着していない」という点です。「いまいま」という言葉自体は古くからあったものですが、実際の使用例はそれほど多くありませんでした。ただ、一部の職場などで、独特の言い回しとして使われてきたという背景があります。そのため、まだ一般に浸透するまでは行っておらず、人によってはまったく意味が通じないこともあります。場合によっては、混乱したり不快に感じるケースもあるでしょう。ですので、使用する状況や相手には、十分注意する必要があります。

使用は同僚や部下に限る

前述のように、「いまいま」は誰にでも使える表現ではありません。ビジネスではマナーや言葉遣いが非常に重要となりますが、「いまいま」は語感が砕けすぎていて、相手によっては失礼な印象を与えかねないからです。そのため、使用に関しては、立場が同じか下の相手に限った方が良いでしょう。上司や取引先などの相手に対しては、上記のようにマナー違反とみなされる可能性があるため、使用しない方が賢明です。

「いまいま」の類義語・言い換え表現

上の項目で、「いまいま」は上司や社外の人には使わない方が良いと述べましたが、ではそうした場合には、どういった言葉を使うべきなのでしょうか。ここでは、「いまいま」の類語や言い換え表現について紹介していきましょう。

「つい今しがた」

何度も述べているように、「いまいま」は「たった今」の意味合いで使われることが多くなっています。ですので、「たった今」と言い換えてもOKですが、「つい今しがた」という言い回しの方が、より丁寧な印象になります。言い換えの例文としては、以下のようになります。

  • 例文:「○○なら、いまいま社を出ました」→「○○なら、つい今しがた社を出ました」

「現在のところ」

こちらは「今のところ」の意味での言い換え表現です。こちらも例文を挙げてみましょう。

  • 例文:「いまいまでは、システムは順調に稼働しています」→「現在のところ、システムは順調に稼働しています」

「最後に」

以上のように、「いまいま」とは「たった今」「現在」「今のところ」の意味で使われる言葉です。ビジネスシーンでの使用例も増えていますが、決して定着した表現というわけではないので、その点にはくれぐれも注意しましょう。ビジネスでは、マナーに則った言葉づかいをすることが大切です。