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一般常識

「一角」「一画」の意味と違い

「一角」「一画」の意味と違い

「一角」「一画」の意味と違い

「一角」と「一画」は、どちらも「いっかく」と読む言葉です。読み方が同じな上に字面も似ているということで、使い方を混同してしまうケースが目立ちますが、実際には両者の意味は明確に異なっています。では、具体的にどういった点が違っているのでしょうか。それぞれの詳しい使い方などが知りたいところです。

今回は、「一角」と「一画」の意味や違いなどについて解説していきますので、両者の使い分けに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

「一角」

一角

「一角」とは、「一つの隅」「片隅」「一部分」といった意味の言葉です。「今回のトラブルは、問題の氷山の一角にすぎない」「彼はまだ新人の部類だが、早くも文壇の一角に地歩を固めつつある」のように使われます。また、「三角形の一角」のように「1つの角」の意味や、「クジラ目イッカク科の哺乳類」などの意味もあります。

「一角」の「角」の字は、「物の端・先の尖って突き出た部分」や「物の隅」などの意味を持っています。

「一画」との違いは、「土地の区切りについては使われない」という点にあります。上記のように、「一角」は「片隅」や「一部分」を表す言葉で、主として物や集団、地域などについて使われます。ですので、たとえば「繁華街の一角」「界隈の一角」という言い方はされますが、「分譲地の一角」といった使われ方はされません。

「一画」

一画

「一画」とは、「いくつかに区切られたなかの1つ」という意味の言葉です。物事の一区切りを指し、多くの場合は土地の面積などで、ある一定の区切りの部分(一区画)を指します。「分譲地の一画を購入しようと考えている」「トウモロコシ畑の一画でサツマイモの栽培を始めた」のように使われます。また、「一画」には「漢字で一ふでに書く線」の意味もあります。もともとはこちらの意味が最初にあり、そこから転じて前者の意味が生じました。

「画」の字は、「絵を描く」などのほかに、「限る・区切る」の意味も持ちます。

「一角」との違いは、このように「一区画」を指す点にあります。ほとんどの場合は土地の面積について使われており、物や地域などについては使われません。ですので、「分譲地内の一画」という言い方はされても、「オフィス街の一画」などといった言い方はされないようになっています。

「一角」「一画」の意味と違い

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