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一般常識

「一段落(いちだんらく)」「一段落(ひとだんらく)」の意味と読み方の違い

「一段落(いちだんらく)」「一段落(ひとだんらく)」の意味と読み方の違い

「一段落(いちだんらく)」「一段落(ひとだんらく)」の意味と読み方の違い

「一段落」には、主に2つの意味があります。まず1つ目の意味とは、「文章などの1つの段落」というものです。長い文をいくつかのまとまりに分けたうちの1つを指し、「この一段落は削った方がいい」のように使われます。

もう1つの意味は、「ものごとが一応片付くこと」というものです。それまで続いていたあることが、ほぼ終了することを指します。「一区切り」と同義の言葉で、「この作業が一段落したら、休憩にしよう」「厄介な仕事も一段落ついたことだし、しばらくはのんびりできそうだ」「トラブルがようやく一段落してほっとしていたら、また次のトラブルが起きた」のように使われます。

「段落」とは、前述のように「長い文章をいくつかに分けた区切り」という意味の言葉ですが、「ものごとの区切り」という意味もあります。

「一段落」の正しい読み方は「いちだんらく」で、「ひとだんらく」と読むのは、本来間違いにあたります。熟語の読み方としては、前後で音訓を揃えるパターンが一般的で、その法則に従えば、音読みで揃える「いちだんらく」が正解ということになります。
「ひとだんらく」という読み方が広まった理由としては、「一区切り」や「一工夫」、「一安心」のように、「ひと○○」と読む熟語が少なくないことが関係していると考えられます。

現在は「ひとだんらく」と読むケースも多いことから、慣用的に容認されることが多くなっていますが、本来は「いちだんらく」が正しいと覚えておくと、万が一にも間違いを指摘される恐れはありません。

「一段落(いちだんらく)」「一段落(ひとだんらく)」の意味と読み方の違い

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