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「表題」と「標題」の意味と違い

「表題」と「標題」の意味と違い

表題と標題の意味と違いとは

ビジネスメールなどで、よく「表題の件」というフレーズを目にします。ところでこの「表題」には、「標題」というよく似た表現が存在していますが、両者はどんな違いがあるのでしょうか。それぞれの意味や、使い分けのポイントなどが知りたいところです。

そこで今回は、「表題」と「標題」の意味と違いについて解説したいと思います。

表題とは

表題

「表題」とは、「本の名前」という意味の言葉です。書物の表紙に書かれている題名部分を言います。英語では、「title(タイトル)」にあたります。また、講義や演説などの題目や、演劇などの題目についても、「表題」と言います。「あの本の表題が思い出せない」「今夜の劇の表題は“ハムレット”だ」のように使われます。

「表題」の「表」の字は、「衣服のえりもと」「毛」の象形から成り、「おもて」を意味します。「題」の字は、「突き出る」「人の頭部を強調した」の象形から成っており、「ひたい」の意味がありますが、「詩文や書物などの見出し、タイトル」の意味もあります。

「標題」との違いや使い分け方については、以下で見てみましょう。

標題とは

標題

「標題」の辞書での意味は、「表題」と違いがありません。両者は同じ項目に記載されており、「本の表紙に書かれた題名」「講義・演説などの題目」「演劇などの題目」といった意味を持ちます。使い方も、「この本には印象的な標題がつけられている」「今日の講演の標題は、“起業家になるには”だ」のように使われます。

「標題」の「標」の字は、「木」「火が高く飛ぶ」の象形から成っており、「木の幹や枝の先端」を意味しています。そこから転じて、「目じるし」「もっとも上の部分」などの意味も生じました。

このように、「標題」と「表題」は基本的に同じ意味で、どちらを使っても間違いではありません。ただ、公用文や正式なビジネス文書などの場合は、文書全体のタイトルには「表題」を用い、各章ごとのタイトルには「標題」を用いるという使い分け方も存在します。