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「一人」と「独り」の意味と違い

「一人」と「独り」の意味と違い

「一人」と「独り」の意味と違いとは

1つの言葉でも、異なる漢字表記を持つケースはたくさんあります。「ひとり」もまたその一種で、漢字では「一人」と書く場合と、「独り」と書く場合の2つがあります。元は同じ言葉ですが、表記が変わることで意味にも違いが出るのでしょうか。それぞれで使い分けができるかどうかも気になるところです。

そこで今回は、「一人」と「独り」の意味と違いについて解説していきたいと思います。

「一人」とは

一人

「一人」とは、「人数が一であることを示す語」という意味の言葉です。「一個の人」を指し、「一人の女性が立ち上がった」「メンバーが一人足りない」のように使われます。
もう1つの意味は、「その人しかいないこと」というもので、この場合は「一人旅」「一人遊び」「一人息子」「一人芝居」のように使われます。
このほかに、「独身であること」や「他人の手を借りずにいること」といった意味もあり、それぞれ「生涯一人を貫いている」「一人で生きていく」などのように使われます。

「独り」との違いは、多くの場合「単に人数がひとりであることを示す」という点にあります。一方「独り」は、後述するようにあるニュアンスを強調した言葉となっています。

「独り」とは

独り

「独り」とは、「周囲に伴侶や仲間がいない状態」といった意味の言葉です。多くの場合、独身者やはぐれものなどを指して使われます。「彼は去年の夏に彼女と別れて以来、ずっと独りだ」「独りぼっちで遊ぶのはつまらない」のような使い方になります。

「独り」はこのように、主に周りに恋人や友達がいない状態を指し、孤独感や疎外感のニュアンスを強く持つのが特徴です。この点は、前述のように「人数が一であること」を指す「一人」との大きな違いとなっています。
英語で表すならば、「一人」が「One」を指し、「独り」は「Alone」または「Only」を指すという違いがあります。こうした点に留意すると、使い分けがしやすくなるはずです。