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一般常識

「皮肉」「嫌味」「悪口」の意味と違い

「皮肉」「嫌味」「悪口」の意味と違い

「皮肉」「嫌味」「悪口」の意味と違いとは

イライラしているときなどについ言ってしまうのが「皮肉」ですが、これと似た言葉に「嫌味」や「悪口」といったものもあります。この3つの言葉は、一体どこが違うのでしょうか。改めて考えて見ると、よくわからない点が多くなっています。

そこで今回は、「皮肉」「嫌味」「悪口」の意味や違いについて、詳しく解説していきたいと思います。

「皮肉」とは

皮肉

「皮肉」とは、文字通り「皮と肉」という意味もありますが、一般的には「遠まわしに意地悪く相手を非難すること」という意味合いで使われるようになっています。「当てこすり」と言い換えることもできます。読み方は「ひにく」で、「彼女の言葉には皮肉が感じられた」「彼は社内では皮肉屋として知られている」のように使われます。
また、「期待していたのとは違った結果になること」の意味合いもあり、この場合は「あれほど健康に気をつけていた男が、病気で亡くなるとは皮肉だ」のように使われます。

「非難する」の意味合いの「皮肉」は、仏教用語から来ています。皮や肉は身体の表面にあることから、「本質を理解しない」という非難の言葉として使われたのが由来です。

「嫌味」などとの違いについては、以下で詳しく見ていきましょう。

「嫌味」とは

嫌味

「嫌味」とは、「人に不快な思いを与える言動」という意味の言葉です。「あてつけ」という言葉に言い換えることもできます。読み方は「いやみ」で、「あいつは何かというと嫌味を言う癖がある」「嫌味っぽい言い方はやめてくれ」のように使われます。

「嫌味」の「嫌」は、この場合「不愉快なさま」を意味します。一方「味」の字は、「全体から感じられる様子」を意味しています。

「嫌味」と「皮肉」は、どちらも「不快なことを言う」点では違いはありません。しかし、細かい点では異なります。「皮肉」が「わざと遠まわしに非難すること」を指すのとは違い、「嫌味」は単に「不快感を抱かせる言動をすること」を指しています。「嫌味」の場合、意図的かつ遠まわしであるとは限らない点が特徴です。

「悪口」とは

悪口

「悪口」とは、「人を悪く言うこと」という意味の言葉です。「悪態(あくたい)をつくこと」を指します。読み方は「わるくち」「わるぐち」が一般的ですが、他にも「あっこう」や「あっく」などがあります。「他人の悪口を言わない人は信用できる」「飲み会は上司の悪口で盛り上がった」のように使われます。

「悪口」もまた、元来は仏教の言葉です。仏教における「十悪(10種の罪悪)」の1つで、「人をあしざまに言うこと」の罪をこう呼んだことに由来しています。

「皮肉」とは、「遠まわしな非難とは限らない」という点で違います。この点は「嫌味」と同様ですが、「嫌味」が通常直接相手に向かって対し言うのに対し、「悪口」は陰で本人以外の人に向かって言うという違いがあります。