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「ハレーション」の意味とは?使い方や例文

「ハレーション」の意味とは?使い方や例文

「ハレーション」の意味とは?使い方や例文

「ハレーション」という言葉は、カメラに詳しい人ならおなじみのものでしょう。しかし現在は、一般的なビジネスシーンにおいても「ハレーション」の語がよく使われるようになっています。ただ、こうした場で使われる場合には、本来の意味合いとは少々異なるので要注意です。

今回はビジネス用語としての「ハレーション」の意味や使い方を解説していきますので、仕事で使う際の参考にしてみてください。

「ハレーション」の意味

カタカナ言葉の「ハレーション」は、本来の意味合いとビジネス用語としての意味合いにギャップがあります。ここでは、一般的なビジネスシーンやIT業界での意味と、本来の意味の両方について紹介していきましょう。

ビジネスにおける「ハレーション」とは

一般的なビジネスシーンで使われる場合の「ハレーション」とは、「周囲へ悪い影響を与えること」を意味します。ある1つのものごとが、その周辺のものごとに対し広く負の影響を与える際に使われる言葉です。例えば仕事で何かの行き違いがあった時に、その報告や処理を怠ったために誤った情報が拡散し、結果として大規模な混乱が生じてしまうといったケースがこれにあたります。

IT業界での「ハレーション」

「ハレーション」という言葉が特によく使われるのが、IT業界です。こちらの業界での意味も、基本的に上記のものと変わりませんが、より細かく「1つの操作や作業のミスによって多大な悪影響が生じること」といった意味で使われるのが通常です。IT業界ではプログラム段階のささいな入力ミスや、運用段階での操作ミスがあっただけでも、結果としてシステムトラブルなどの甚大な被害を招く恐れがあります。そのため、こうした意味での「ハレーション」という言葉が頻繁に使われるようになっています。

「ハレーション」の由来

カタカナ語の「ハレーション」は、英語の「halation」という単語に由来しています。「halation」とは写真で使われる用語で、レンズに強い光が入ったことにより、画面の一部が白くぼやけて見える現象を指します。効果として意図的に取り入れる場合もありますが、単に撮影に失敗して発生することも多くなっています。フィルムの内面で起きる現象であり、デジタルカメラの場合には発生しません。

日本語で使われる際も、もともとは上のような意味で用いられていました。それが、次第に「一部が全体をダメにする」といった意味合いで使われるようになり、前述のようなビジネス用語として定着したという経緯があります。

「ハレーション」の使い方・例文

上では「ハレーション」の意味について見ましたが、具体的な使い方についても知りたいところです。この項目では、ビジネス用語としての「ハレーション」の用法を、例文によって見ていきましょう。
「ハレーション」は、「起きる」や「生じる」などと表現することが通常です。

例文:「社長が交代して経営方針が変わったことで、社内にハレーションが起きてしまっている」

例文:「同僚を批判した彼女の一言が、課内にハレーションを引き起こした」

例文:「データの入力ミスは重大なハレーションを引き起こす可能性があるので、ダブルチェックを怠らないように」

さまざまな分野における「ハレーション」

「ハレーション」という言葉は、ビジネスや写真以外の分野でも用いられています。ここでは、そうしたさまざまな分野における「ハレーション」の意味を紹介していきましょう。

デザインにおける「ハレーション」

デザイン業界における「ハレーション」は、「彩度が高く、かつ明度の差がない色を組み合わせることにより、目がチカチカして不快感が催される現象」を言います。例えば純色(最も彩度が高い色)の赤と緑を隣り合わせると、間隔を開けた場合は問題ありませんが、ぴったりくっついている場合は境界線部分がギラギラと見づらくなってしまいます。こうした現象を指して、デザインの現場では「ハレーション」と呼んでいます。

デザインとしてはインパクトはありますが、不快感が先行してしまうので、通常は間に黒などの無彩色を置いて「ハレーション」を抑える対策が取られます。

美容師における「ハレーション」

美容師業界において「ハレーション」という言葉は、「パーマや縮毛矯正などの施術後に、髪の毛がチリチリの状態になる現象」を指して使われます。原因については、薬剤の選定ミスやオーバータイム(置く時間が長すぎる)などさまざまなものがあり得ます。こうした「ハレーション」が起きた場合は、髪が伸びるのを待って、傷んだ部分をカットするしか対処法はありません。

最後に

以上、「ハレーション」という言葉の意味や使い方などについて、例文を交えつつ紹介してきました。

このように、「ハレーション」はもともと「光で白くぼやけた部分」を指す写真用語ですが、ビジネスシーンでは「周囲へ悪影響が広がること」という意味で使われます。何かのきっかけで、負の感情や混乱、損害が広がっていくことを指します。最近ではビジネスシーンだけでなく、一般的にもこうした用法が広まっているので、例文で紹介したような使い方を押さえておくと便利です。