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「発行」と「発効」の意味と違い

「発行」と「発効」の意味と違い

発行・発効の意味と違いとは

「はっこう」と読む熟語には、さまざまな種類がありますが、「発行」と「発効」の2つもその一種です。では、「新札を“はっこう”する」という場合には、どちらの表記を当てはめるのが正解なのでしょうか。どちらも「発」の字がついていることから、答えに迷うという人も多いかもしれません。それぞれの詳しい意味を知っていると、使い分けに困らずにすみます。

今回は、「発行」と「発効」の意味や違いについて解説していきましょう。

発行とは

発行

「発行」には、いくつかの意味があります。まず1つは、「印刷して世に出すこと」というものです。新聞や雑誌、書籍などを印刷し、公の目に触れるようにすることを言います。この場合は「週刊誌を発行する」「新聞の発行部数が落ちている」のように使われます。

「発行」のもう1つの意味合いは、「紙幣などを作ること」というものです。お札や債券、証明書、定期券、入場券などを作り、世の中に流通させることを言います。この場合は、「旅券の発行を申請する」「新札の発行が発表された」のように使われます。

「発行」にはまた、「流行すること」という意味合いもあります。こちらはやや古い用法で、「発向」と書かれる場合もあります。

「発効」との違いについては、以下で見てみましょう。

発効とは

発効

「発効」とは、「規則等の効力が発生すること」という意味の言葉です。条約や法律などが作られたのち、その効力を発揮するようになることを言います。「

発効」の「発」は「はじまる」「あらわれる」などの意味を持ち、「効」は「ききめ」などを表しています。「両国の批准により、新しい条約が発効した」「この法律は、今月の1日から発効となる」のように使われます。

「発効」はこのように、「発行」とは意味合いがまったく違います。「発行」は前述のように、「印刷して世に出す」や「紙幣などを流通させる」という意味で使われますが、「発効」にそうした意味はありません。この違いを踏まえておくと、両者の使い分けには迷わずにすみます。