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一般常識

「配付」と「配布」の意味と違い

「配付」と「配布」の意味と違い

「配付」と「配布」の意味と違いとは

「配付」と「配布」は、読みも同じな上、どちらも「ものを配る」という点で共通しています。そのために混同されることが多くなっていますが、実際には細かい意味合いは異なります。では、具体的にどういった点が違うのでしょうか。

今回は、「配付」と「配布」の意味や違い、使い分けのポイントなどについて解説していきましょう。

「配付」とは

配付

「配付」とは、「各人の手に配って渡すこと」という意味の言葉です。各々の人に、何かを配って渡すことを言います。「スタッフに資料を配付する」「クラスの者にプリントを配付する」「会員には会員証が配付される」のように使われます。

「配付」の「配」という字は、「人が酒器をならべる」象形から成っており、「ならべる」「くばる」「割り当てる」などの意味を持ちます。一方「付」の字は、「人」「手」の象形から成り、「(人に手で物を)つける」の意味を持つほか、「さずける」「渡す」の意味もあります。

「配布」との違いは、配る範囲にあります。「付」の字には「人に手渡す」という意味があることから、「配付」は「特定の人に配って渡す」ことを指すようになっています。対する「配布」の特徴などについては、以下で見てみましょう。

「配布」とは

配布

「配布」の意味は、「配って広く行きわたらせること」というものです。「道でティッシュを配布する」「ビラを配布して回った」のように使われます。

「配布」の「布」の字は、「(木づちでたたいてやわらかくした)ぬの」を表していますが、「敷」の字にも通じて、「広く行きわたらせる」の意味もあります。

「配布」と「配付」は、「何かを配る」という意味では違いはありません。しかし、上記のように、「配る範囲」の点で違いがあります。
「配付」がある特定の人に渡すことを指すのに対し、「配布」は「不特定多数の人に広く行き渡るようにする」ことを指すようになっています。使い分ける際は、「付」と「布」の意味に注目すると分かりやすくなります。