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「ガブテック(GovTech)」の意味とは?使い方や例文、シビックテック」との違い

「ガブテック(GovTech)」の意味とは?使い方や例文、シビックテック」との違い

「ガブテック(GovTech)」の意味とは?使い方や例文、シビックテック」との違い

近年さまざまな場面で目にするようになった言葉に、「xテック(クロステック)」というものがあります。この「xテック」にはいくつかの種類がありますが、その1つが「ガブテック(GovTech)」です。この用語は急速に注目度を上げつつあるものの、まだまだ分かりづらい部分が多くなっています。

今回は「ガブテック」の意味や使い方などについて、例文を交えて解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

「ガブテック(GovTech)」の意味

「ガブテック(GovTech)」とは

「ガブテック(GovTech)」とは、「ITなどのテクロノジーを活用して、行政サービスの効率化を図る取り組み」という意味の言葉です。地方自治体などの行政業務にデジタル技術を取り入れることで、より効率的なサービスにしていこうという活動を指します。「ガブテック(GovTech)」の語は、「ガバメント(Government)=政府」と「テック(Tech)=テクノロジー」を組み合わせた造語になります。

これまで行政手続きと言えば、役所で対面で行うのが通常でした。しかし、その都度必要な書類を用意し、順番に応じて呼び出されるのを待つというシステムは、実際のところ、かなりの非効率と言わざるを得ません。こうした問題は以前から指摘されてきましたが、企業などの持つデジタル技術を駆使することで、これを解消しようという試みが「ガブテック」になります。「ガブテック」を導入することにより、行政手続きの電子申請化が推進され、自治体業務の効率化に役立つと期待されています。

「ガブテック」と「シビックテック」の違い

「ガブテック」と似た言葉に、「シビックテック(Civic Tech)」と呼ばれるものがあります。こちらも、民間のテクノロジーを公共のために利用する取り組みを指していますが、両者の性質は異なります。

「シビックテック」の「シビック」は「市民」のことで、テクノロジーの知識やスキルを持つ市民が中心となり、地域や行政の課題解消に取り組む活動を意味しています。「シビックテック」は、市民が自らの問題を解決していこうとする運動であるのに対し、「ガブテック」は「行政運営の効率化」に主眼が置かれている点が特徴です。

「ガブテック」の使い方・例文

上では「ガブテック」の意味について紹介しましたが、続いては実際の使い方について見ていきましょう。ビジネス用語としての「ガブテック」は、以下の例文のように使われます。

例文:「申請手続きのオンライン化は、ガブテックの主要な取り組みの1つだ」

例文:「アメリカでは、ガブテックとシビックテックの両方の取り組みが盛んとなっている」

例文:「日本のガブテックは海外に比べ、残念ながら立ち遅れている面が多い」

例文:「最近では、ガブテック業界に参入するIT企業も多くみられる」

例文:「ガブテック事業では、自社サービスを海外展開していく動きも活発だ」

「ガブテック」の具体例

ここまで「ガブテック」の意味や使い方について、例文を交えつつ見てきましたが、最後に具体的な取り組みの例についても紹介しておきましょう。

「デジタル・ガバメント実行計画」

「デジタル・ガバメント実行計画」は、政府が2018年に策定した、電子行政に関する施策です。行政手続きの100%電子申請化や、添付書類の撤廃等の指針が盛り込まれています。例えば、これまで「婚姻届」の提出には戸籍謄本(抄本)の添付が必要なケースがありましたが、将来的にはそうしたものが、全く不要になるとされています。

神戸市の取り組み

日本で「ガブテック」の取り組みをいち早く始めた自治体が、神戸市です。2018年に、スタートアップ企業と協働で行政サービスの開発・実証実験を行う、「アーバンイノベーション神戸(後に“アーバンイノベーションジャパン”に改称)」をスタートさせました。さらに2019年からは、全国の自治体やスタートアップとノウハウの共有を図る「GovTechサミット」を開催しています。