SDGs
「地球温暖化」と「ヒートアイランド現象」の意味と違い
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地球温暖化・ヒートアイランド現象の意味と違いとは
環境問題が大きな注目を集める昨今、よく耳にするようになった言葉に、「地球温暖化」があります。また、同じく気温上昇を表す言葉として、「ヒートアイランド現象」という言葉も良く聞かれます。一体この2つは、具体的にどういった違いがあるのでしょうか。
今回は、「地球温暖化」と「ヒートアイランド現象」の意味と違いなどについて解説したいと思います。
地球温暖化とは
「地球温暖化」とは、文字通り「地球の温度が上昇する現象」を意味します。気候変動の一部であり、地球表面の大気や、海洋の平均温度が長期的に上昇していく現象を指します。「地球温暖化は現在進行形の問題だ」「地球温暖化の影響は年々大きくなりつつある」のように使われます。
「地球温暖化」の原因は、主に人間の産業活動にあると言われています。直接の原因となるのは、二酸化炭素(CO2)やメタン(CH4)、フロンなどの「温室効果ガス」と呼ばれるものです。これらは大気中に大量に放出されることで、熱が地球外へ放出されるのを食い止め、文字通り地球を温室のように温める働きがあります。「地球温暖化」の影響は、異常気象の多発や海面の上昇など、さまざまな場面に現れるとされています。
「ヒートアイランド現象」との違いについては、以下で見てみましょう。
ヒートアイランド現象とは
「ヒートアイランド現象」とは、「郊外に比べ都市部ほど気温が高くなる現象」を指す言葉です。日本語にすると「熱の島」といった意味ですが、これは気温分布図にすると、都市部が高温域の島のように描かれることに由来しています。「ヒートアイランド現象のせいで、都心の気温は年々上がっている」のように使われます。
「ヒートアイランド現象」が生じる原因としては、都市部に森林等が少ないことで熱がこもりやすいことや、産業活動や社会活動で熱の排出量が大きいことなどが考えられます。
このように、「地球温暖化」と「ヒートアイランド現象」の意味は違います。「地球温暖化」は地球全体の気温上昇を指し、「ヒートアイランド現象」は都心部の気温上昇を指しています。この点に気をつけて、両者を使い分けるようにしましょう。
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