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「原型」と「原形」の意味と違い

「原型」と「原形」の意味と違い

原型と原形の意味と違い

意味も字面も似ているために混乱しやすい言葉はたくさんありますが、「原型」と「原形」もその一種でしょう。この2つは読み方も同じなため、なおさら違いが分かりづらいところです。一体、両者にはどんな点が異なるのでしょうか。

今回は、「原型」と「原形」の詳しい意味や違いについて紹介していきます。

原型とは

「原型」とは、おおまかに言えば「元になる型」という意味の言葉です。こまかく分けると、次のような2つの意味になります。
1つは「鋳物や彫刻作品などの元となる型」というもので、土や石膏で作られるものを指します。そしてもう1つは、「洋裁において服を作る時の基本となる、平面製図の元の型」という意味合いです。前者は「人形の原型師」「粘土で原型をつくる」のように使い、後者は「原型製図」「原型型紙」のように使います。
「原型」にはほかにも、心理学や生物学の分野で使われる意味合いもありますが、一般的に使われる範囲では、この2つの意味合いが主となっています。

「原型」の「原」は「みなもと」や「基づく」を意味し、「型」は「鋳型」「もととなる形」を意味しています。

「原形」との違いで言えば、「原型」は「製作物の元の形」を指すという点にポイントがあります。

原形とは

「原形」とは、「元の形」という意味の言葉です。ある変化を遂げたものごとの、変わる前の最初の形を指しています。例えば事故があって自動車などが激しく壊れた際、「この車は原形をとどめていない」などと使われます。また動詞の変化においては、変化前の基本となる形を「動詞の原形」と呼ぶようになっています。「原」は前述のように「みなもと」を指し、「形」は「あらわれているもの」「ありさま」などを指します。

「原型」との違いは、「原型」が前述のように「製作物の基本となる形」を指すのに対し、「原形」は「ものごとが変わる前の形」を指すという点にあります。つまり、「原型」は彫刻や服などの製作物に対してしか使われませんが、「原形」は自動車や言葉など、幅広いものに対して使えるようになっています。