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「元祖」と「本家」の意味と違い

「元祖」と「本家」の意味と違い

「元祖」「本家」の意味と違いとは

ラーメン店などの屋号でよく目にする言葉に、「元祖」と「本家」というものがあります。この2つは素人目には区別が付けづらいところですが、実際のところどのような違いがあるのでしょうか。それぞれの詳しい意味や、使い分けのポイントなどについて知りたいところです。

そこで今回は、「元祖」と「本家」の意味の違いについて解説したいと思います。

「元祖」とは

元祖

「元祖(がんそ)」の意味は、いくつかあります。
1つは「家系の最初の人」というもので、この場合は「始祖」と同じ意味になります。
2つ目は、「あるものごとを最初に始めた人」という意味で、武芸や芸能などの創始者を指します。「○○流の元祖」などという使い方をされます。
3つ目は「仏教の宗派の開祖」という意味で、この場合は特に、浄土宗の開祖である法然を指します。

「元祖」の「元」は、「もと」や「根源」を意味しています。一方「祖」の字は、「先祖」や「ものごとのはじまり」を意味します。

「本家」との主な違いは、「対象」にあります。「元祖」の場合、対象となるのは人で、特に「ものごとの創始者」を指すようになっています。「本家」の詳しい意味などについては、以下で見ていきましょう。

「本家」とは

本家

「本家(ほんけ)」の意味も、複数あります。
1つは「一族の中心である血筋の家」というもので、長男が相続した家などを指します。
2つ目は「流派などで、その大元となる家」という意味で、この場合は「家元」や「宗家」を指します。
3つ目は、「分家の出た元の家」という意味合いです。

「本家」の「本」は、「ものごとの起こり」や「中心部分」を意味します。「家」の字は、「住まい」や「血族」などを表しています。

「元祖」との違いは、上記のように「対象」にあります。「元祖」が人を対象とする言葉なのに対し、「本家」は主に「血筋」を対象としている点が異なります。
一方、飲食店などで使われる場合においては、「元祖」と「本家」の間に特に違いはないというのが実際のところです。厳密な意味で使い分けられているわけではなく、単に正統性などをアピールする言葉としてどちらも使われています。