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一般常識

「封鎖」と「閉鎖」の意味と違い

「封鎖」と「閉鎖」の意味と違い

「封鎖」と「閉鎖」の意味と違いとは

「封鎖」と「閉鎖」は、どちらも「出入りをできなくする」という意味で共通しています。使われ方も似ている両者ですが、何か違いなどはあるのでしょうか。使い分けのポイントがあれば知りたいところです。

そこで今回は、「封鎖」と「閉鎖」の意味や違いについて詳しく解説したいと思います。

「封鎖」とは

封鎖

「封鎖」とは、「出入りまたは出し入れができないよう、封じ閉ざすこと」という意味の言葉です。人間や物の出入り、出し入れをさせないため、道や扉などを封じ閉ざすことを言います。
読み方は「ふうさ」で、「出入り口を封鎖する」「国境を封鎖する」「道路封鎖を行う」のように使われます。

「封鎖」の「封」という字は、「寄り集まる」「土」などの象形から成り、「盛り土」を意味しますが、「出入り口をふさぐこと」の意味でも使われます。一方「鎖」の字は、「金属」「こまかい」の象形から成り、「くさり」「閉じる」などの意味を持ちます。

「閉鎖」との違いはあいまいなところですが、「封鎖」の方がより強いニュアンスを持つという特徴があります。「閉鎖」が出入り口などを一時的に閉じることを指すのとは違い、「封鎖」は人や物の出入りを強制的・長期的に禁止するニュアンスを持っています。

「閉鎖」とは

閉鎖

「閉鎖」とは、「出入り口などを閉ざすこと」という意味の言葉です。扉などを閉じて、人や物の出入りができないようにすることを言います。
読み方は「へいさ」で、「ドアを閉鎖する」「門を閉鎖する」「国境を閉鎖する」のように使われます。

「閉鎖」はまた、「組織が活動や機能を停止すること」という意味もあります。この場合は、「学級閉鎖」などのように使われます。

「閉鎖」の「閉」という字は、「両開きの戸」「川の氾濫をせき止めるための木」の象形から成り、「(門を木のかんぬきで)とじる」の意味を持ちます。

「封鎖」との違いは、上記のように比較的意味合いが弱いという点にあります。
また、「組織が活動を停止すること」という意味を持つ点も、「封鎖」との使い分けのポイントとなります。

「封鎖」と「閉鎖」の意味と違い

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