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一般常識

「違う」と「異なる」の違い

「違う」と「異なる」の違い

違うと異なるの違い

文章を書いたり話をする際に、言葉の選択に迷う場合は多々あります。何かが一致しないという意味の言葉でも、「違う」と「異なる」のどちらが適当か迷うことも多いでしょう。これらの言葉には、果たしてどんな違いがあるのでしょうか。

今回は、「違う」と「異なる」の2つの言葉の意味や違いについて、詳しく解説していきます。

違う

「違う」とは、複数のものごとが、それぞれが食い違う状態にあることを言います。また、あるものが正常とは別の状態にあることを指す言葉です。
「違」の字は、別方向に移動しようとする足を表す象形が元になっており、「そむき離れる」を意味しています。

「違う」という言葉の特徴としては、「正しくない」という意味合いを含むという点があります。いわゆる、「間違い」という意味合いで、否定的なニュアンスが強く含まれるという点がポイントとなります。
例えば「形が違う」という場合、「それぞれの形に差がある」という意味とは別に、「本来あるべきものではない、間違った形である」という意味にも取れます。
こうした点は、後述するように「異なる」との大きな違いとなっています。

異なる

「異なる」は、あるものが他のものと同じでない状態を指す言葉です。
相互の間に差があり、一致しないことを表します。「異」の字は、人がお面をつけて両手を上げている様を表しており、「別人」になるの意から、「ことなる」の意味を持つようになりました。「親子でも性格は異なる」「以前の雰囲気と異なる」などのように使います。

「異なる」という言葉のポイントは、「事の正誤は問わない」という部分にあります。「異なる」は、二つ以上のものの間に相違があることを指すのみで、「正しいか間違いか」は問題としません。この点は、前述のように「違う」との大きな違いに挙げられます。

また、「異なる」は「違う」に比べ、やや堅いニュアンスがあります。そのため、どちらかというと、文語表現として使われることが多くなっています。