一般常識
「ディベート」「ディスカッション」の意味と違い

スポンサーリンク
「ディベート」「ディスカッション」の意味と違いとは
「ディベート」という言葉は、最近日本でもよく聞かれるようになりました。一方、これと似た意味の言葉に「ディスカッション」がありますが、両者の違いをきちんと説明できる人は、それほど多くないでしょう。果たしてこの2つの言葉は、どういった点で区別できるのでしょうか。
今回は、「ディベート」と「ディスカッション」の意味や違いについて解説していきましょう。
「ディベート」とは
「ディベート」とは、「討論」あるいは「討論を行うこと」という意味の言葉です。あるテーマについて肯定派と否定派の2組に分かれ、それぞれが議論をして優劣を競い合うことを指します。英語で「(相手を打ち負かそうと公式の場で)討論する」を意味する「debate」に由来しています。
「ディベート」は、アメリカの学校において盛んに行われています。一方、日本の教育機関ではそれほど盛んではありませんが、企業研修において行われるケースは多くなっています。
「ディスカッション」との主な違いは、「目的」にあります。「ディベート」は一種のゲームであり、相手より優位に立つことが目的となる点で、「ディスカッション」と使い分けられます。また、メンバーは途中で意見を変えられない点も、「ディスカッション」との違いになります。
「ディスカッション」とは
「ディスカッション」とは、「討論」や「議論」、「話し合い」などを意味する言葉です。あるテーマについて、出席者がそれぞれの意見を述べ合うことを言います。英語の「discussion」に由来しており、英語と日本語の意味合いに違いはありません。
「ディスカッション」と「ディベート」は、どちらも「討論」と訳されますが、その内容は異なります。「ディベート」は、上記のように勝敗を競うゲームですが、「ディスカッション」はより実際的な問題解決へのアプローチとして行われることが多くなっています。目的も、「ディベート」のように相手を論破することではなく、有意義な結論を見出すことにあります。また、「ディベート」では、最初から最後まで出席者の立場は一貫していますが、「ディスカッション」ではどのような立場に立っても自由であり、途中で意見を変えることも許されます。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
- 最新の情報をお届けします
- Tweet Follow @b_textbook
その他おすすめのコンテンツ一覧
-
一次元・二次元・三次元・四次元・五次元の違い
-
生む(生まれる)・産む(産まれる)の違い
-
「ください」と「下さい」の正しい使い分け方と違い
-
「夫」「主人」「旦那」「亭主」の意味と違い
-
高級寿司屋のマナーと正しい食べ方34選
-
民主主義・資本主義・社会主義・共産主義の違い
-
「動線」と「導線」の違い
-
「早急(そうきゅう)」と「早急(さっきゅう)」の意味の違いと読み方
-
「蘇る」と「甦る」の意味と違い
-
「信用」と「信頼」の違い
-
「つまずく」と「つまづく」の意味と違い
-
早生まれと遅生まれの意味と違い!メリットとデメリット15選
-
「一人称」「二人称」「三人称」の意味と違い
-
元・基・下の使い方の違い
-
「讃える」と「称える」の意味と違い
-
「尋ねる」「訪ねる」「訊ねる」の意味と違い
-
「写す(写る)」「映す(映る)」の意味と違い
-
「幼年」「少年」「青年」「壮年」「初老」「中年」「熟年」「高年」「老年」の違い
-
ホールディングスとは(持株会社とは)?メリットとデメリット9選
-
読み間違いが多い漢字111選
-
「議決」と「決議」の意味と違い
-
「宜しく」と「よろしく」の正しい使い分け方と違い
-
アラサー・アラフォー・アラフィーは何歳から何歳まで?
-
「慣れる」と「馴れる」の意味と違い