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「クロスボーダー」の意味とは?使い方や例文

「クロスボーダー」の意味とは?使い方や例文

「クロスボーダー」の意味とは?使い方や例文

経済のグローバル化が進む現在、日本でも「クロスボーダー」という言葉が注目されるようになっています。金融や物流など幅広い分野で使われる用語ですが、今ひとつ内容が掴めないという人も多いでしょう。

そこで今回は、「クロスボーダー」の意味や使い方などについて、詳しく解説していきたいと思います。

「クロスボーダー」の意味

「クロスボーダー」とは

「クロスボーダー」とは、英語の「cross-border」という表現をカタカナ化した言葉で、日本語では「越境」を意味します。「cross」は「越える」を、「border」は「国境」を意味しています。

さまざまな分野で使われますが、ビジネスシーンでは、「国際間取引の総称」の意味で使われることが多くなっています。文字通り、国境を超えて行われる取引全般を指しており、この場合「クロスボーダー取引」とも呼ばれます。例えば、複数国間にまたがるグッズ販売や、デジタルコンテンツの提供といったことが、「クロスボーダー取引」にあたります。

金融における「クロスボーダー」

「クロスボーダー取引」の用語は、金融取引についてもよく使われます。近年は情報通信技術の発展もあり、国や地域をまたいだ、株などの金融資産の「クロスボーダー取引」が活発となっています。ただ、この取引では、一部地域を除いて通貨が異なるのが通常のため、為替リスクなどが発生するという特徴があります。また、決済システムも国や地域で異なるため、国内取引に比べ、時間とコストがかかりやすい難点もあります。

物流における「クロスボーダー」

物流業界においても、「クロスボーダー」の語が使われます。この場合の「クロスボーダー」は、「複数国間にまたがった輸送」を指しています。例えば「アメリカ-メキシコ間」をまたいだ輸送サービスや、ASEAN諸国をまたぐ輸送サービスなどが、「クロスボーダー輸送」にあたります。
「クロスボーダー輸送」は、海上輸送などの手間を省き、リードタイムを短縮できるなどのメリットがあります。

「クロスボーダー」の使い方・例文

上では「クロスボーダー」の意味について学びましたが、続いては、実際の使い方について見ていきましょう。ビジネス用語としての「クロスボーダー」は、以下の例文のように使われます。

例文:「近年は、日系企業の新興国への進出が続いていることもあり、日本からのクロスボーダー金融取引の量が増加している」

例文:「弊社は、クライアント企業のクロスボーダー取引をスムーズに成立させることを使命としています」

例文:「クロスボーダーでのデジタルグッズ販売は、今後さらなる成長が見込める分野だ」

例文:「当社は、プノンペンからホーチミンへのクロスボーダー輸送体制の確立により、リードタイムの大幅な短縮を実現しました」

例文:「日本企業が海外進出を図る手段として、クロスボーダーM&Aを利用する例が増えている」

「クロスボーダーM&A」とは

ここまで「クロスボーダー」の意味や使い方について見てきましたが、この用語に関連する言葉として、「クロスボーダーM&A」というものもよく使われるようになっています。最後に、この言葉の意味などについても紹介しておきましょう。

「クロスボーダーM&A」の意味

「クロスボーダーM&A」とは、文字通り、「国境を超えて行われるM&A」という意味の言葉です。通常は、譲渡企業か譲受企業のどちらが一方が外国企業であれば、「クロスボーダーM&A」に相当します。上の例文でも述べたように、近年は日本企業が海外進出を図る際、クロスボーダーM&A」を手法として用いる例が増えています。

「クロスボーダーM&A」のメリット

上記のように、「クロスボーダーM&A」は、主に国内企業の海外進出の手段として用いられます。そのメリットとしては、成長市場での売り上げの獲得や、相手企業の持つ顧客基盤、技術、人材、ビジネスモデルなどの獲得といったことが挙げられます。そのほか、人件費や原材料費、税金などのコストの削減も期待できます。