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ビジネス用語

「カンファレンス」の意味とは?ミーティングやコンベンションとの違い

「カンファレンス」の意味とは?ミーティングやコンベンションとの違い

「カンファレンス」という言葉は、医療の分野で働く人にとってはおなじみのものでしょう。一般的なビジネスシーンにおいてもしばしば使われますが、こちらはひょっとすると、正確な意味を知らないまま使っているケースも多いかもしれません。では、そもそも「カンファレンス」とは、一体どういった意味を指す言葉なのでしょうか。

本記事では、「カンファレンス」の基本的な意味と分野別の意味を紹介するとともに、具体的な使い方や類語との違いについても解説していきますので、ぜひ参考にしてみてくだい。

「カンファレンス」の意味

ビジネスシーンにおける「カンファレンス」の意味

一般的な場面で使われる際の「カンファレンス」とは、主に「会議」を意味します。ビジネスシーンにおいても同様の意味を指しますが、比較的オフィシャルな場面で使われることが多いという特徴を持ちます。つまり、軽い打合せや日常的な情報共有の場というよりも、経営に関する重要事項についての話し合いといった場面でよく使われるようになっています。

また、イベントの名称として「○○カンファレンス」と使われるケースもよくあります。たとえば、「投資カンファレンス」「経営カンファレンス」といった具合です。

医療・介護分野での「カンファレンス」の意味

「カンファレンス」という言葉は、医療や看護、介護の分野でも頻出します。この分野における「カンファレンス」は、患者などに関する情報をスタッフ間で共有し、問題解決を図ったり、今後の方針を決めるために行われる会議のことを意味します。ここに参加するメンバーは、医師や看護師、介護士、ケアマネージャーなどの人々です。

スポーツ分野での「カンファレンス」の意味

「カンファレンス」はスポーツの分野でも使われますが、この分野における意味は、「競技連盟」や「リーグ」といったものになります。たとえばアメリカプロバスケットボールのNBAは、「イースタン・カンファレンス」と「ウェスタン・カンファレンス」の2つのリーグから成っています。また、北米やカナダのカレッジスポーツの領域においても、「リーグ」の意味で「カンファレンス」の語が使われています。

学術における「カンファレンス」の意味

学問の分野でも、「カンファレンス」という言葉がしばしば使われます。この分野の意味は、「学会」というものです。学問や研究に従事する人たちが、自らの研究結果について発表し、それについての妥当性などをオープンな場で議論する集まりを指します。

「カンファレンス」の語源

「カンファレンス」というカタカナ言葉は、英語の「conference」に由来しています。「conference」の意味は、「会議」「協議会」「競技連盟」などといったもので、日本で使われる意味と変わりません。たとえば、「hold a conference(会議を催す)」「He is in conference now(彼は今会議中です)」のような使い方をされます。

「カンファレンス」の使い方・例文

「カンファレンス」の意味については、上で述べた通りですが、実際にはどのように使われるのでしょうか。ここでは、ビジネス用語としての用法も含めた「カンファレンス」の使い方について、具体的な例文を挙げて見ていきましょう。

例文①:「今回のカンファレンスは、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあって、オンラインで行われることになった」

例文②:「ウチの会社では、部門を超えて社員同士が情報や知識を共有できるよう、定期的に社内カンファレンスを開いている」

例文③:「マーケティングカンファレンスに出席して、デジタル化時代の効果的なマーケティング手法についていろいろ学んできた」

例文④:「メディアに対し直に製品情報等を発信できるプレスカンファレンスは、マーケティング活動において重要な役割を担う場だ」

例文⑤:「この介護施設では、スタッフ全員が参加するケアカンファレンスが週に一度行われている」

類語との違い

ところで「カンファレンス」には、いくつか意味の似た言葉があります。それらの言葉とはどのように区別されるのか、この項目ではその点について見ていきましょう。

「ミーティング」

「ミーティング」は、英単語の「meeting」に由来するカタカナ語ですが、「meeting」も日本語では、やはり「会議」と訳されます。「カンファレンス」と大まかな意味は同じですが、細かい内容には、いくつかの違いがあります。

一般で言う「カンファレンス」が、上記のように公的な性格が強く、規模も大きめな会議を指すのに対し、「ミーティング」はよりカジュアルな性質で、規比較的小規模な会議を指すようになっています。「ランチミーティング」などという使い方がされる点にも、そうした特徴が表れています。

「コンベンション」

「コンベンション」は、英語の「convention」に由来する言葉です。「convention」は、「大会」や「代表者会議」といった意味を持ちます。「カンファレンス」同様に、公的な会議を指しますが、「コンベンション」はより規模の大きいものを指す点で区別できます。具体的には、国際会議や全国規模の党大会といったものが、「コンベンション」にあたります。

また、近年はある地域に人や情報、物などを呼び込むシステムを指して使われるケースも多く、この場合は「コンベンションシティー」などといった使い方をされます。

「カンファレンス」の意味とは?ミーティングやコンベンションとの違い

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