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一般常識

「コンクール」「コンテスト」の意味と違い

「コンクール」「コンテスト」の意味と違い

「コンクール」「コンテスト」の意味と違い

「コンクール」という言葉は、「ショパン国際ピアノコンクール」などのように、ニュースなどで聞く機会も多くなっています。一方、これとほとんど同じに見える言葉に「コンテスト」というものがありますが、両者は一体何が異なるのでしょうか。使い分けのポイントがあるのなら、具体的にどの部分かが知りたいところです。

今回は、「コンクール」と「コンテスト」の意味や違いについて解説していきますので、両者の使い分け方が気になるという方は、ぜひ参考にしてみてください。

「コンクール」

コンクール

「コンクール」とは、「競技」や「競争」といった意味の言葉です。フランス語で「競争試験」を意味する単語「concours」をカタカナで表したものになります。日本においては、主に音楽や絵画、映画などの分野で技の優劣を競う会について使われます。「国際的な音楽コンクールで日本人が優勝した」「彼は有名な絵画コンクールで何度も入賞しているほどの実力者だ」「プロのカメラマンになるために、写真コンクールに応募する」のような使い方をされます。

「コンテスト」との違いは、「元になったのがどこの国の言葉か」という点にあります。「コンテスト」の場合は、後述するように英語由来の言葉ですが、「コンクール」はフランス語が元となっています。また、「コンクール」は主に音楽や絵画などの芸術方面の競技でよく使われる点も、「コンテスト」との違いになります。

「コンテスト」

コンテスト

「コンテスト」とは、「作品の出来や技術、容姿などを審査員の評価によって競うこと、またその催し」という意味の言葉です。英語で「競争」「競技」「競演」などを意味する単語「contest」をカタカナ化したものになります。「漫画家を目指していろんなコンテストに応募している」「アマチュア無線のコンテストで3位に入った」「今年のミス・コンテストで優勝した彼女は、アナウンサーを目指しているそうだ」のように使われます。

「コンクール」との主な違いは、上記のように、「元の言葉が英語である」点にあります。一方、意味合いについてはどちらもほぼ同じですが、使われる分野という点では、やや違いがあります。「コンクール」が主に芸術方面の競技で使われるのに対し、「コンテスト」はそれ以外の幅広い分野(ミス・コンテストやアマチュア無線など)で使われるという特徴があります。ただ、こうした使い分けには明確なルールがあるわけではないので、芸術系の競技でも「コンテスト」の名が付く場合があります。

「コンクール」「コンテスト」の意味と違い

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