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一般常識

「調整」「調製」の意味と違い

「調整」「調製」の意味と違い

調整・調製の意味と違い

「ちょうせい」と読む熟語はいくつかありますが、「調整」と「調製」は、一部の字が同じことで特に意味を混同しやすくなっています。しかし実際には、この2つはまったく異なる熟語です。具体的にどういった違いがあるのか、またそれぞれどんな風に使われるのかも知りたいところでしょう。そこで今回は、「調整」と「調製」の意味や違いについて解説していきます。

調整とは

「調整」とは、「ものの調子を整えること」という意味の言葉です。何らかの原因で状態が狂ったり、最適な状態にないものに対し、手を加えて調子を整えることを言います。「歯車の回転を調整する」「フォームの調整に余念がない」のように使われます。

「調整」はまた、「ある基準に合わせて整えること」という意味もあります。こちらはものごとを過不足なくするといった意味合いで、「給料のバラつきを調整する」「年末調整」のように使われます。

このほかに、「調整」には「折り合いをつける」といった意味もあります。これはものごとのつりあいを取るという意味合いで、「各グループの意見を調整する」「日程の調整が必要だ」のように使われます。

「調整」の「調」と「整」は、どちらも「ととのえる」を表しています。

「調製」との違いについては、以下で見ていきましょう。

調製とは

「調製」とは、「整えつくること」という意味の言葉です。注文などに応じて、何かを作り上げることを言います。「折詰を20個調製する」「衣服を調製する」「処方箋通りに薬を調製する」のように使われます。

「調製」の「調」は、前述のように「ととのえる」を表しますが、この場合は「準備する」という意味合いになります。一方「製」は、「ある材料をもちいて、形のととのったものや機能を持つものを作り上げる」ことを表します。

「調製」と「調整」は、このように読み方は同じでも、意味合いはまったく違います。「調製」には、「調整」のような「ものごとの調子を正しく合わせる」や、「不均衡をただす」といった意味合いはありません。