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一般常識

「乳離れ(ちちばなれ)」「乳離れ(ちばなれ)」の意味と読み方の違い

「乳離れ(ちちばなれ)」「乳離れ(ちばなれ)」の意味と読み方の違い

「乳離れ(ちちばなれ)」「乳離れ(ちばなれ)」の意味と読み方の違い

「乳離れ」とは、「赤ん坊が成長して母乳を飲まなくなること」という意味の言葉です。また、その時期についても言います。「離乳」と同義の言葉で、「この子は乳離れが遅い」「うちの娘はなかなか乳離れしなかったが、最近ようやく離乳食に移行した」のように使われます。また、この意味から転じて「成長して、親などに頼らず1人で行動できるようになること」の意味もあり、この場合は「二十歳を過ぎていまだに乳離れしていないとは情けない」のように使われます。

「乳離れ(ちちばなれ)」と「乳離れ(ちばなれ)」の間に、意味の違いなどはありません。2種類の読み方があるだけで、どちらも同じことを指し、同じように使うことができます。
ただ、もともとの読み方は、「ちばなれ」の1種類のみです。「乳」の読みには「ち」と「ちち」の両方が含まれますが、古いのは「ち」の方で、「乳離れ」も古くは「ちばなれ」と発音するのが一般的でした。それが徐々に「ちちばなれ」の用例が増えていき、1960年代以降になると、国語辞典にも掲載されるようになります。現在ではこの関係が逆転し、「ちちばなれ」の読み方の方が、「ちばなれ」よりも一般化しているという状況になっています。パソコンの漢字入力においても、「ちちばなれ」できちんと変換されます。

このように、「ちちばなれ」と「ちばなれ」はどちらを使っても実質問題ありませんが、伝統的な読み方は「ちばなれ」で、「ちちばなれ」は比較的新しい読みという点は、一応踏まえておいた方が良いでしょう。

「乳離れ(ちちばなれ)」「乳離れ(ちばなれ)」の意味と読み方の違い

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