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「キャパシティ」の意味とは?使い方・例文など

「キャパシティ」の意味とは?使い方・例文など

「キャパシティ」の意味とは?使い方・例文など

「キャパシティ」という言葉を一度も聞いたことがない人は、おそらくほとんどいないでしょう。それほど日本語の中に浸透しているこの言葉ですが、詳しい意味合いについては、実はあいまいなままという人も少なくないはずです。よく耳にする言葉でも、意味をあまり考えずに受けとめているケースは珍しくありません。

そこで今回は、「キャパシティ」という言葉の意味や使い方について、例文と一緒に紹介していきたいと思います。

「キャパシティ」の意味

「キャパシティ」とは、英語の「capacity」をカタカナに移した言葉です。「capacity」の意味は、「最大限の収容力」「容積」「容量」「包容力」「度量」「才能」「理解力」といったものになります。例えば「a man of great capacity」という場合は、度量の大きい人、才能あふれる人」の意味になります。

一方、日本語としての「キャパシティ」は、主に「容量」や「収容能力」、「能力の限度」といった意味で使われています。建物や空間の収容力を測ったり、人間の能力の限度などを表す際に使われる言葉です。ビジネス用語としてもよく使われますが、一般的にもさまざまな場面で使用されます。例えば「キャパシティを超える人が集まった」という場合には、ある場所に収まり切らない人数が集合したことを表しています。「キャパ」と略して使われることも多く、この場合は「キャパオーバーだ」のような使い方になります。

「キャパシティ」の使い方と例文

「キャパシティ」の語は、すでに日本語として一般にも浸透しており、ビジネスシーンをはじめとして、さまざまな場面で使われています。ここでは、そうした場面ごとの「キャパシティ」の使い方について、例文を挙げつつ紹介していきましょう。

「収容力」を表す際の使い方

「キャパシティ」の基本的な意味合いは、前述のように「収容力」「能力の限度」といったものですが、このうちもっともよく使われるのが、「収容力」の意味合いです。こちらは、イベント産業やスポーツ界などの業界でおなじみの使い方となっています。

以下に例文を挙げてみましょう。

  • 例文:この会場のキャパシティでは、それほど大きなイベントは開けない
  • 例文:予想していた人数が集まらず、急遽キャパシティの小さな会場に変更することになった
  • 例文:2,000~3,000人ほどのキャパシティのライブハウスを探している

「能力」「生産力」を表す際の使い方

「キャパシティ」は、個人や施設の能力の限界を表す際にもよく使われます。具体的な使い方は、以下の例文のようなものです。

  • 例文:うちの工場のキャパシティでは、これ以上生産量は増やせない
  • 例文:彼の現在のキャパシティで、この仕事量をこなすのは無理だ
  • 例文:この会社のキャパシティなら、まだまだ仕事を請け負える余裕はある

略して言う際の使い方

上でも触れたように、「キャパシティ」は「キャパ」と略して使われることも多くなっています。こちらの使い方についても、例文を挙げておきましょう。

  • 例文:これ以上の収容は、キャパオーバーで無理だ
  • 例文:このスタジアムのキャパは、7万人を超える
  • 例文:人気が出すぎて、この店のキャパでは客をさばききれない
  • 例文:彼女はまだ経験が浅く、仕事のキャパも小さい

IT業界での使い方

IT業界でも「キャパシティ」という言葉は使われますが、こちらは使われる対象が、システムの処理能力やメモリなどとなっています。単位時間あたりにシステムが処理できる能力や管理可能なデータ量、またメモリの容量などを指して、「キャパシティ(キャパ)」と呼ぶのが通常です。

以下に用例を上げてみましょう。

例文:このパソコンは、キャパが小さすぎて動画の編集には向いていない
例文:「キャパシティ管理」と呼ばれる活動では、システムリソースの最適利用が目指される

「キャパシティ」を含む表現

「キャパシティ」という言葉は、単体で使われるだけでなく、他の語と結びついて使われることもあります。この項目では、そうした例について紹介していきましょう。

キャパシティオーバー

上の例文のように、「キャパオーバー」と略して言われることも多い言葉です。若者言葉では、「キャパる」とも言われます。意味は「容量の限度を超える」といったもので、対象物が人や物を収められる限界を超えてしまうことや、個人の処理能力の限度を超えることを指します。

「キャパシティオーバー」という表現は日本独特のもので、英語では「over capacity」と言われます。これは物理的な容量の限界を指しており、個人の能力の限界については、一般的に「overwhelmed」が使われます。

キャパシティ管理

こちらはIT業界で使われる言葉です。これも上の例文で触れましたが、ITシステムの運用にあたって必要となるリソースを予測し、それを最適なコストで確保・供給していこうとする活動を指します。変化するシステム需要に対し、適切に対応していくことが目的の役割となっています。

「キャパシティ」の類語・言い換え表現

「キャパシティ」の語は、前述のように一般にも浸透しており、幅広い場面で使われています。しかし、できるだけカタカナ表現は控えたいという場合もあるでしょう。そこでここでは、「キャパシティ」の言い換え表現として適切な類語を挙げてみました。

収容力

「収容力」は、「キャパシティ」の意味に含まれる言葉です。そのため、言い換え表現として適しています。例えば、「このホールのキャパシティは500人だ」というのを、「このホールの収容力は500人」だという風に言い換えることができます。

力量

前述のように、「キャパシティ」は個人の能力についても使われますが、日本語でこれを表す言葉というと、「力量」が当てはまります。例えば、「この量の仕事をこなすにはキャパシティが足りない」というのを、「この量の仕事をこなすには力量が足りない」と言い換えることが可能です。

容量

「容量」は、「あるものの中に入る量」を指す言葉で、「キャパシティ」の意味と合致します。例えば「キャパシティが限界で、これ以上のデータは入りません」というのを、「容量が限界で、これ以上のデータは入りません」という具合に言い換えられます。

最後に

以上、「キャパシティ」という言葉の意味や使い方について、いろいろと紹介してきました。「キャパシティ」は、「容量」や「収容力」、「能力の限界」といった意味合いで広く使われる言葉です。ビジネスでも、会議やメール等のさまざまな場面で頻出する単語となっています。最近では「キャパる」などという使い方も増えていますが、これは主に若者が使う表現なので、ビジネスの現場では使わないように気をつけてください。

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