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一般常識

「キャンドル」「ロウソク」の意味と違い

「キャンドル」「ロウソク」の意味と違い

「キャンドル」「ロウソク」の意味と違い

単なる照明としてだけでなく、空間を演出したり香りを楽しんだりと、「キャンドル」は現在でもさまざまな場面で重宝されています。ところでこの「キャンドル」と「ロウソク」の細かい違いについては、一般的にはあまり知られていないのが実情です。一見同じように見える両者にも、呼び名の違い以外で異なる点がいくつもあります。では、具体的にどういったところで使い分けられるのでしょうか。

今回は、「キャンドル」と「ロウソク」の意味や違いについて詳しく解説していきたいと思います。

「キャンドル」とは

キャンドル

「キャンドル」とは、英語の「candle」をカタカナ化した言葉です。「candle」は、「西洋ろうそく」を意味します。

「西洋ろうそく」と呼ばれるように、「キャンドル」と「ロウソク」は基本的な成り立ちや用途などは重なりますが、いくつかの点で違いがあります。違いの1つが原料で、現在の一般的な「キャンドル」では、「パラフィンワックス」という石油由来の原料が主に使われます。一方、「ロウソク」にパラフィンワックスは使われません。

芯の材料も「キャンドル」と「ロウソク」は異なり、「キャンドル」では主に木綿を編み込んだものが使われます。燃え方についても、「キャンドル」は「ロウソク」に比べて炎が小さく、消えやすいという特徴があります。さらに値段も、大量生産向きのパラフィンワックスを原料とする「キャンドル」の場合、「ロウソク」より安価なことが通常です。

「ロウソク」とは

ロウソク

「ロウソク」とは、「蝋を用いた灯火の材料」を意味する言葉です。漢字では、「蝋燭」と書かれます。

「蝋」とは、動植物の油脂や石油から取れる物質で、「ワックス(wax)」とも呼ばれます。もともとは、「ロウソク」も「キャンドル」もミツバチの巣を固めた「蜜蝋」が使われていましたが、日本では17世紀以降、ハゼの蝋(木蝋)を原料とする「和ろうそく」が主流となりました。

このように、現在日本で言う「ロウソク」は、木蝋を原料としている点で「キャンドル」と使い分けることができます。また、芯も「ロウソク」ではイグサが使われ、燃え方も一般的な「キャンドル」より炎が大きく、消えにくいという特徴を持ちます。

価格に関しても、天然由来の原料で手作りされる「ロウソク」の方が、「キャンドル」に比べて高価であるという違いがあります。

「キャンドル」「ロウソク」の意味と違い

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