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一般常識

「母体」「母胎」の意味と違い

「母体」「母胎」の意味と違い

「母体」「母胎」の意味と違いとは

「母体」と「母胎」は、どちらも「ぼたい」と読む言葉です。しかも共に「母」の字が入っていることから、意味を混同して使われやすくなっています。果たしてこの2つの言葉は、どのような点が異なるのでしょうか。

今回は、「母体」と「母胎」の意味や違い、使い分けのポイントなどについて解説していきましょう。

「母体」とは

母体

「母体」とは、「母親の体」という意味の言葉です。文字通り、子供を持つ女性の肉体について言います。「妊娠中の母体にはさまざまな変化が訪れる」「産後の母体ケアには、ヨガやアロママッサージなどが効果的だ」のように使われます。また、こうした意味から派生して、「組織など発展したものの、もとになるもの」という意味合いも持ちます。この場合は、「市民運動が母体となって生まれた組織」のように使われます。

「母体」の「母」の字は、「子を産み、養い育てる女性」の意味を持ち、「体」の字は、「首・胴・手・足の総称」を意味します。

「母胎」との主な違いは、子供までは含まれないという点にあります。「母体」の語が表すのは、あくまで妊娠中または出産後の母親の体のみという点で、「母胎」と使い分けることができます。

「母胎」とは

母胎

「母胎」とは、「母親の胎内」という意味の言葉です。妊娠中の女性の、子供が宿る子宮の中について言います。「母胎の羊水」「母胎で眠る胎児」のように使われます。また、このような意味から派生して、「ものごとを生み出す基盤となるもの」の意味合いも持ちます。この場合は、「ルネサンスは近代絵画の母胎となった」のように使われます。

「母胎」の「胎」の字は、「はらむ」「お腹の子」「子宮」などの意味を持ちます。

「母体」との違いは、「子宮の中のみを指す」という点にあります。「母体」が上記のように母親の体のみを指し、子供までは含まないのに対し、「母胎」は子宮内部を指し、その中の胎児まで含むのが特徴です。そのため、「母体」は肉眼で様子を見ることができますが、「母胎」は外側から様子を確認することはできません。また、「母胎」の語は出産後は使えないという点も、「母体」との違いになります。