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一般常識

「ばつが悪い」「きまりが悪い」の意味と違い

「ばつが悪い」「きまりが悪い」の意味と違い

「ばつが悪い」「きまりが悪い」の意味と違い

日常生活や仕事で軽く失敗した際などに、よく「ばつが悪い」という言葉を使うと思います。「あれはばつが悪かったよ」という具合ですが、この言葉と似た表現として、「きまりが悪い」というものもあります。
この2つはほとんど同じ意味内容のようですが、表現が違うということは、使い分けできるのではないかという疑問も湧いてきます。果たして、両者に違いなどはあるのでしょうか。

今回は、「ばつが悪い」「きまりが悪い」の意味や違いについて、わかりやすく解説していきましょう。

「ばつが悪い」とは

ばつが悪い

「ばつが悪い」とは、「ある人の行為などが、状況の流れにおいて格好がつかず、その場に居づらい雰囲気になること」といった意味の慣用句です。「ぐあいが悪い」などと言い換えることができます。
「上司の愚痴を言っている最中に本人が現れて、とんでもなくばつが悪かった」「別れたばかりの彼女が男と楽しげに歩いているのに出くわしてしまい、どちらもばつの悪い表情になった」のように使われます。

「ばつが悪い」の「ばつ」は、「場都合」が短縮されたものだと言われています。ですので、「罰」の字を当てるのは間違いにあたります。

「きまりが悪い」との違いは、特にありません。どちらも同じ意味を表しているので、状況に応じた使い分けも必要ないと言えます。

「きまりが悪い」とは

きまりが悪い

「きまりが悪い」とは、「他に対して面目が立たない」「恥ずかしい」といった意味の言葉です。ある人が、何となく自分が場違いでみっともなく、体裁が保てないと感じた時に使われます。
「ヒールがタイルの隙間に挟まってつんのめってしまい、ひどくきまりが悪かった」「彼はプレゼントを用意していないのが自分だけと知り、きまりが悪そうな表情を浮かべた」のような使い方がされます。

「きまりが悪い」の「きまり」とは、「面目」や「体裁」を意味します。漢字では、「決まり」や「極まり」と書かれます。

「ばつが悪い」との違いは、上で述べたように特にありません。どちらも同じ状況で同じように使えるので、好きな表現を選ぶことができます。辞書でも、「ばつが悪い」の説明で「きまりが悪い」を、「きまりが悪い」の説明で「ばつが悪い」を使用しています。

「ばつが悪い」「きまりが悪い」の意味と違い

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