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一般常識

「都銀」「地銀」「第二地銀」「信金」「信組」の意味と違い

「都銀」「地銀」「第二地銀」「信金」「信組」の意味と違い

「都銀」「地銀」「第二地銀」「信金」「信組」の意味と違いとは

私たちが生活する上で、どうしても欠かせないのが金融機関です。しかし、一口に金融機関といっても、さまざまな種類があります。例えば「都銀」や「地銀」「信金」といったものなどですが、これらは一体、どのような違いがあるのでしょうか。はっきりした区別ができないという人も少なくないでしょう。

今回は「都銀」「地銀」「第二地銀」「信金」「信組」の5つの金融機関について、その意味や違いについて解説しますので、使い分ける際の参考にしてみてください。

都銀とは(都市銀行とは)

都銀とは(都市銀行とは)

「都銀(とぎん)」は略称で、「都市銀行」というのが正式な呼称になります。「都市銀行」とは、「普通銀行」と呼ばれる銀行の中で、本店を東京や大阪といった大都市に置いて全国展開しているものを指します。
「都銀」を規定する法的な根拠はなく、明確な基準などはありませんが、その対象は次の4行に限定されます。すなわち、「みずほ銀行」「三井住友銀行」「三菱UFJ銀行」「りそな銀行」の4つです。場合によっては、「埼玉りそな銀行」を加えて5行とすることもあります。

前述のように、「都銀」は「大都市を本拠として全国展開する銀行」を指しており、東京に本店がある銀行の総称というわけではありません。この点は注意が必要です。

「地銀」などとの違いについては、以下で見てみましょう。

地銀とは(地方銀行とは・第一地方銀行とは)

地銀とは(地方銀行とは・第一地方銀行とは)

「地銀(ちぎん)」もまた略称で、正式には「地方銀行」と呼ばれます。一般的に言う「地方銀行」とは、「全国地方銀行協会」に加盟する銀行を指し、「第一地方銀行(第一地銀)」と呼ばれる場合もあります。「地銀」はほとんどが全国の都道府県の大・中都市に本店を置いており、「福岡銀行」や「北海道銀行」などのように、名前に各地方名を冠していることが多いのが特徴です。2016現在で、「地銀(第一地銀)」には64行が加盟しています。

このように「地銀」と「都銀」の違いは、「都銀」が東京などの大都市を本拠として全国展開しているのに対し、「地銀」は各地方の主な都市を本拠とし、地元の企業や住民などを取引相手としているという点にあります。

第二地銀とは(第二地方銀行とは)

第二地銀とは(第二地方銀行とは)

上では「第一地方銀行」について説明しましたが、「地銀」にはもう一種類別のグループが存在します。それが、「第二地方銀行(第二地銀)」と呼ばれるものです。こちらは「第二地方銀行協会」の会員を指しますが、「第一地銀」同様俗称であり、どちらも取り扱える業務について特に変わりはありません。「第二地銀」には、2016年現在で全国に41行が加盟しています。

「第二地銀」は、その多くが「相互銀行」から普通銀行へと転換したものです。「相互銀行」とは、「第一地銀」がカバーしきれない中小企業を主な顧客とする銀行になります(現在は廃止)。そのため「第二地銀」は、「第一地銀」に比べて営業規模が小さいことが多くなっています。

信金とは(信用金庫とは)

信金とは(信用金庫とは)

「信金(しんきん)」は、「信用金庫」の略になります。「信用金庫」は、1951年の「信用金庫法」に基づき設立された、協同組織の金融機関です。一定地区内に住所や事業所などを有する者や、またはその地区内で働いている者などが会員となって出資しています。

「信金」の取引相手は中小企業や個人で、利益を優先的に追及するのではなく、地域の繁栄を第一として営業を行うのが特徴です。先に説明した「都銀」や「地銀」は株式会社であり、株主の利益が優先されますが、「信金」は地域社会の利益を目的としている点に違いがあります。一方業務内容については、預金や融資、為替業務等が中心で、この点は銀行と特に違いはありません。

信組とは(信用協同組合とは)

信組とは(信用協同組合とは)

「信組(しんくみ)」もまた略称で、正式な名称は「信用協同組合」ですが、一般的には「信用組合」と呼ばれることが多くなっています。「信用組合」は「中小企業等協同組合法」に基づく金融機関で、中小企業や勤労者などの相互扶助を目的としています。

「信組」は「信金」と同様、営利を目的とせず、組合員の相互扶助を優先する協同組織の金融機関です。しかし、根拠法や会員資格などには違いがあります。前述のように、「信金」が「信用金庫法」に基づいているのに対し、「信組」は「中小企業等協同組合法」を根拠としています。また、会員資格においては、「信組」は「信金」よりもさらに小さい企業を対象とするようになっています。