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「アナクロ」「アナログ」の意味と違い

「アナクロ」「アナログ」の意味と違い

「アナクロ」「アナログ」の意味と違いとは

「アナクロな発想」「アナクロ気質」などのように、「アナクロ」という言葉はあちこちでよく耳にします。一方、「アナログ」という言葉もこれと似た意味で使われますが、両者の違いがよくわからないという人も多いでしょう。

そこで今回は、「アナクロ」と「アナログ」の意味や違いなどについて、詳しく解説していきたいと思います。

「アナクロ」とは

アナクロ

「アナクロ」とは、英語の「アナクロニズム(anachronism)」を略した言葉で、「時代錯誤」といった意味になります。その時代の傾向と食い合わなかったり、逆行していることについて言います。
「うちの父親は、女性は家を守るべきというアナクロな考えの持ち主だ」「そういうアナクロな発想は、今の時代には合わない」のように使われます。

「anachronism」は、ギリシャ語の「anakhronizein」に由来しています。この言葉は、「ana(反対、逆に)」と「khronos(時間)」から成っており、「間違った時間を指す」を意味しています。

「アナログ」との違いは、「物理の表現形式は指さない」という点にあります。詳しい違いについては、以下で説明しましょう。

「アナログ」とは

アナログ

「アナログ」とは、本来「数値を長さや角度などの連続した物理量で示すこと」という意味の言葉です。英語では、「analog」または「analogue」と書かれます。

「アナログ」は、「デジタル(digital)」との対比で使われる言葉です。「デジタル」は「0」と「1」のどちらかの状態で表されるのに対し、「アナログ」は棒の伸び縮みや針の回転角などの変化で表されます。具体的には、長針と短針で時間を指す時計や、水銀柱の長さで温度を指す温度計などが挙げられます。

「アナクロ」と同様に「時代遅れ」の意味で使われることもありますが、これは本来の意味から言うと間違いです。「アナログ」にこうした意味が生じたのは、「デジタル」に対し形式が古いことと、「アナクロ」に語感が似ているためと考えられます。
ただ、本来は上記のように使い分けるべきではあるものの、現在では「アナログ=時代錯誤」の用例も一般化していることから、こうした意味で使っても特に問題ないとみなされるようになっています。