一般常識
「アルファベット」「ローマ字」の意味と違い
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「アルファベット」「ローマ字」の意味と違い
「アルファベット」は、英語を学ぶ際の欠かせない基礎ですが、この26個の文字を指して、もう1つ別の呼び方をする場合があります。「ローマ字」というのがそれですが、この2つの呼称には、何か違いなどはあるのでしょうか。あるとすればどの辺か、またどのように使い分けられるのかが気になるところです。
今回は、「アルファベット」と「ローマ字」の意味や違いについて詳しく解説していきますので、両者の使い分け方が知りたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
「アルファベット」とは
「アルファベット(alphabet)」とは、「表音文字(一字一字が音声だけを表す文字)の一種で、ギリシア語の最初の2つの字母α(alpha)とβ(beta)を合わせて読んだもの」を意味する言葉です。狭義には、ギリシア文字、ラテン文字とその系統の文字を指します。
もともとの起源は「フェニキア文字」と呼ばれる22の文字で、それを受け継いだギリシア人が、24文字の「アルファベット」として使用しだしたところから広まっていきました。一方、広義の「アルファベット」は、「伝統的な一定の配列順序を持った文字体系」を指しています。
「アルファベット」と「ローマ字」の意味に、基本的な違いはありません。一般的にどちらも同じものを指しますが、日本においてはやや異なる使われ方をする場合もあります。
詳しいことについては、この後の項目で見ていきましょう。
「ローマ字」とは
「ローマ字」とは、「ラテン語の文字」という意味の言葉です。古代ローマ人が、ラテン語を表記するのに用いた表音文字を指します。「ローマ字」の呼称は日本独特のもので、通常は「ラテン文字(Latin alphabet)」と呼ばれます。
上で述べたように、狭義の「アルファベット」と「ローマ字」の意味に、特別な違いはありません。どちらも「A,B,C…Z」という、ギリシア、ラテン文字由来の文字体系を指しますが、日本における「ローマ字」の意味には、もう1つ別のものがあります。それは、「アルファベットを用いて日本語の発音を表記すること」です。たとえば「東京」を「TOKYO」、寿司を「SUSHI」と表記することが、この場合の「ローマ字」にあたります。
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