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コミュニケーション

「お久しぶりです」「ご無沙汰しております」の意味と違い

「お久しぶりです」「ご無沙汰しております」の意味と違い

「お久しぶりです」「ご無沙汰しております」の意味と違い

前回会ったり話したりしてから間が空いた相手とコミュニケーションする時、よく「お久しぶりです」と「ご無沙汰しております」の2種類の挨拶を使います。これらはいずれも表す意味合いは同じですが、受ける印象は異なります。
では、具体的にどの点が違っているのでしょうか。それについて詳しく説明できる人は、それほど多くないでしょう。

今回は、「お久しぶりです」と「ご無沙汰しております」の意味や違いについて解説していきますので、両者を正しく使い分ける参考にしてみてくだい。

「お久しぶりです」

お久しぶりです

「お久しぶりです(おひさしぶりです)」とは、「久しぶり」という言葉を丁寧に表した挨拶の表現です。「久しぶり」は、前にそのことを経験してから、再び同じことがあるまで長い日数があったことを示す語で、挨拶として使われる場合には、「以前に会ってから今までに長い期間が過ぎた」という意味になります。つまり「お久しぶりです」とは、接触する相手と長期間会ったり話したりいなかった場合に使われる言葉ということになります。

「ご無沙汰しております」と基本的な意味は同じですが、使われる対象に違いがあります。「お久しぶりです」はややカジュアルなニュアンスがあるため、基本的に目上の人に対しては使われません。一般的には、自分と同等か、もしくは下の立場の相手に対して使われるようになっています。たとえば同級生や会社の同期、後輩といった関係の者などです。

「ご無沙汰しております」

ご無沙汰しております

「ご無沙汰しております(ごぶさたしております)」とは、「無沙汰をしている」という言葉を丁寧な形で表した挨拶の表現です。この場合の「無沙汰」は、「長い間訪問や音信をしないこと」の意味なので、その謙譲表現である「ご無沙汰しております」は、長いこと顔を見せず便りもしなかったことを相手に詫びる言い方ということになります。

「お久しぶりです」とは、上で述べたように意味の違いはありませんが、使う相手や場面は異なります。「お久しぶりです」が、主に自分と同じか下の者に対して使う言葉なのに対し、「ご無沙汰しております」は、目上の人に対しても使える言葉となっています。これは、「ご無沙汰」に失礼を詫びるニュアンスが含まれるためで、そこからビジネスシーンでは、主として「ご無沙汰しております」の表現の方をよく使うようになっています。目上の人に対して「お久しぶりでございます」と使えなくもありませんが、やはり敬意を表すのであれば、「ご無沙汰しております」の方が適当と言えるでしょう。

「お久しぶりです」「ご無沙汰しております」の意味と違い

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