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一般常識

「夢」「希望」の意味と違い

「夢」「希望」の意味と違い

「夢」「希望」の意味と違い

「夢」と「希望」の2語は、「夢も希望もない」などのように、よくセットで使われるようになっています。これは、両者がよく似た意味合いを持つことを示しますが、かと言って区別できないわけではありません。あるポイントにおいて、しっかり使い分けることも可能です。では、そのポイントとは具体的にどこにあるのでしょうか。

今回は、「夢」と「希望」の意味や違いについて解説していきますので、この2つの使い分け方を知りたいという人は、参考にしてみてください。

「夢」とは

夢

「夢(ゆめ)」には、いくつかの異なる意味があります。1つ目は、「睡眠中に現れて、あたかも現実のように感じられる一連の観念や心象」というものです。「このところ毎晩同じ夢を見る」のように使われます。
もう1つの意味は、「将来実現させたいと思っていることがら」というもので、この場合は「小さい頃から警察官になるのが夢だった」のように使われます。
また、このほかに「現実から離れた空想や楽しい考え」「たよりにならないこと」などの意味もあり、それぞれ「夢みたいなことばかり言うな」「人生はしょせん夢のようなもの」のように使われます。

「希望」とは、2番目の意味で共通していますが、細かいニュアンスには違いがあります。「夢」は「希望」に比べ、より実現の可能性が小さいものについて使われる傾向があります。

「希望」とは

希望

「希望(きぼう)」とは、「あることの実現を望み願うこと」という意味の言葉です。また、そうした願いについても言います。「大手商社への入社を希望している」「プランに全員の希望を取り入れるのは難しい」のように使われます。
また、「希望」には「将来に対する期待」「明るい見通し」の意味もあり、この場合は「希望に燃える若者」のように使われます。

「夢」との違いは、実現に関する期間や難易度にあります。「夢」は叶うまでの期間が比較的長く、かつ実現が難しいものについてよく使われますが、「希望」はそれより短い時間で叶えられ、しかも実現の可能性も決して低くないものについて使われるようになっています。たとえば、小学生が「夢はメジャーリーガー」と言うのは自然ですが、「希望はメジャーリーガー」と言うと違和感があります。これに対し、プロ野球の一流選手が「希望はメジャー入り」と言うのは、特に不自然には感じられません。

「夢」「希望」の意味と違い

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