一般常識
「転入」「編入」の意味と違い

スポンサーリンク
「転入」「編入」の意味と違いとは
高校生が途中から学校を移る方法としては、「転入」と「編入」の2種類があります。両者は言葉としてはよく聞くものの、実際の違いについては、今ひとつわかりにくい部分が多くなっています。一体この2つの言葉は、どのような点で区別されるのでしょうか。
今回は、高校生の「転入」と「編入」の意味や違いなどについて、詳しく解説していきましょう。
「転入」とは
「転入(てんにゅう)」には「他の土地からその土地に移り住むこと」の意味もありますが、高校生について言う場合には、「他の学校から移ってくること」の意味になります。「○○君は、新学期からこのクラスに転入してきた」「転入生の○○さんと親しくなった」のように使われます。
「転入」の「転」の字は、この場合「うごく」「他へ移動する」の意味になります。一方「入」の字は、「特定の社会や集団の一員となる」を意味しています。
「編入」とは、「以前は別の高校にいた者が、違う学校へ移る」という点で共通しますが、詳しい内容は違います。「編入」が後述するように、一定の空白期間を経てから移ってくるのに対し、「転入」は現在他の学校に在籍する生徒が、空白期間を置かずに別の学校へ移ることを指す点で使い分けられます。イメージとしては、小中学校における「転校」に近い意味合いとなっています。
「編入」とは
「編入(へんにゅう)」とは、「既存の組織や団体などの中に、途中から組み入れること」という意味の言葉です。一方、高校生について言う場合には、「すでに他校を離れた者が、別の学校に入学すること」を指します。「前の高校を中退して、定時制に編入した」「通信制の高校に編入学して、高卒資格を取った」のように使われます。
「編入」の「編」の字は、「組み入れる」を意味しています。
「転入」との違いは、上記のように、「別の学校に移るまでに空白期間がある」という点になります。「転入」の場合、高校に在籍中の者が間を置かずに他校へ移ることを言うのとは違い、「編入」は中退などで前の高校の籍を失った後、空白期間を経て別の学校へ移ることを言います。そのため、「転入」では同級生と同時期に卒業することも十分可能ですが、「編入」の場合は卒業時期が遅れるのが通常となっています。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
- 最新の情報をお届けします
- Tweet Follow @b_textbook
その他おすすめのコンテンツ一覧
-
一次元・二次元・三次元・四次元・五次元の違い
-
生む(生まれる)・産む(産まれる)の違い
-
「つまずく」と「つまづく」の意味と違い
-
「ください」と「下さい」の正しい使い分け方と違い
-
「年度」「年次」「年時」の違い
-
「変える」「替える」「代える」「換える」の意味と違い
-
「宜しく」と「よろしく」の正しい使い分け方と違い
-
「尋ねる」「訪ねる」「訊ねる」の意味と違い
-
「蘇る」と「甦る」の意味と違い
-
「夫」「主人」「旦那」「亭主」の意味と違い
-
ホールディングスとは(持株会社とは)?メリットとデメリット9選
-
高級寿司屋のマナーと正しい食べ方34選
-
「信用」と「信頼」の違い
-
本店・本社・支店・支社・営業所・出張所・事業所の違い
-
「与党」と「野党」の意味と違い
-
以上・以下・未満・超え・以内・以前・以降・以来・以外は基準を含むかの違い
-
「早急(そうきゅう)」と「早急(さっきゅう)」の意味の違いと読み方
-
早生まれと遅生まれの意味と違い!メリットとデメリット15選
-
元・基・下の使い方の違い
-
「動線」と「導線」の違い
-
「いただく」と「頂く」の正しい使い分け方と違い
-
民主主義・資本主義・社会主義・共産主義の違い
-
「毎週」「隔週」「各週」の意味と違い
-
「幼年」「少年」「青年」「壮年」「初老」「中年」「熟年」「高年」「老年」の違い