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一般常識

「停戦」「休戦」「終戦」の意味と違い

「停戦」「休戦」「終戦」の意味と違い

「停戦」「休戦」「終戦」の意味と違いとは

戦争などにおいて戦闘行為が止まる際よく使われる言葉に、「停戦」「休戦」「終戦」の3つがあります。これらの違いについては、軍事に関心のある人以外は分かりづらいというのが通常でしょう。果たしてこれらの言葉は、どういった点が異なるのでしょうか。

今回は、「停戦」「休戦」「終戦」の意味や違いなどについて詳しく解説していきます。

「停戦」とは

停戦

「停戦(ていせん)」とは、「両軍が戦闘を一時停止すること」という意味の言葉です。交戦中の2つの軍が、何らかの理由で互いに合意をし、戦闘行為を一旦取りやめることを言います。合意については、現地にいる部隊の指揮官同士で行います。具体的な例としては、第一次大戦中の1914年12月25日に、ドイツ軍とイギリス軍の間で結ばれた「クリスマス停戦」が挙げられます。「停戦合意が成立した」のように使われます。

「停戦」の「停」の字は、「人がとどまってくつろぐあずまや」を表しており、「とどまる」「休む」などの意味を持ちます。

「停戦」と「休戦」は、同じ意味で使われることも多く、違いはそれほどはっきりしません。ただ、「停戦」の場合は、「全面的な戦闘の終結」を前提としないことが多い点で、「休戦」と使い分けることができます。

「休戦」とは

休戦

「休戦(きゅうせん)」とは、「戦争中に、合意によって戦闘行為を一時中止すること」という意味の言葉です。「休戦協定が結ばれた」のように使われます。「休戦」の「休」の字は、「(人が木によりかかり)やすむ」を意味しています。

「休戦」の基本的な意味は、上記のように「停戦」と違いはなく、両者を同じ意味で使うことも多くなっています。実際に、前述の「クリスマス停戦」を、「クリスマス休戦」と呼ぶこともあります。ただ、「休戦」の場合、主として「全面的な戦争の終結」を目的に結ばれ、かつ法律用語としても用いられることが多いという違いがあります。

また、「休戦」には現地軍の司令官の間で結ばれるもの(部分休戦)のほかに、国の代表や軍の最高司令官の間で結ばれるもの(全般的休戦)の2種類がある点も特徴です。

「終戦」とは

終戦

「終戦(しゅうせん)」とは、「戦争が終わること」という意味の言葉です。国際法上は、戦争の終結が当事者間において成立した状況を指します。日本においては、特に「太平洋戦争の終結」を指して使われることが多くなっています。「終戦記念日」「終戦間際の疎開」のように使われます。

「終戦」の「終」の字は、「糸の結び目」を表し、「おわり」を意味しています。

「終戦」はこのように、「停戦」「休戦」とははっきり意味が違います。「停戦」「休戦」があくまで「戦闘行為の一時停止」を指すのに対し、「終戦」は「戦争が完全に終わること」を指す点が特徴です。