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一般常識

「隠匿(いんとく)」と「隠蔽(いんぺい)」の意味と違い

「隠匿(いんとく)」と「隠蔽(いんぺい)」の意味と違い

「隠匿(いんとく)」と「隠蔽(いんぺい)」の意味と違いとは

「隠匿」と「隠蔽」は、どちらも「隠」の字を含む二字熟語です。またどちらも同じようなイメージを持つ点から、意味の違いが分かりにくくなっています。果たしてこの2つは、どのような点が異なるのでしょうか。使い分けのポイントについても知りたいところです。

そこで今回は、「隠匿」と「隠蔽」の意味や違いについて、詳しく解説していきたいと思います。

「隠匿」とは

隠匿

「隠匿」とは、「人目に触れないよう隠しておくこと」という意味の言葉です。本来隠すべきではないものを、他人に見つからないようにしてしまうことを言います。読み方は「いんとく」で、「物資を隠匿する」「犯人を隠匿する」のように使われます。

「隠匿」はまた、「隠れた悪事」という意味合いもあります。心の中に持った罪悪を指し、「隠匿心」のように使われます。

「隠匿」の「隠」の字は「かくされた地点」を表し、「かくす」「かくれる」などの意味を持ちます。一方「匿」の字は、「ものをしまい込める場所」などの象形から成り、「潜む」「包みかくす」などの意味を持ちます。

「隠蔽」との違いは、「隠してはいけないもの」を隠すという点にあります。「隠蔽」が「都合の悪いもの」を隠すことを指すのに対し、「隠匿」は法律などに触れるものを密かに隠す点が、両者の違いとなっています。

「隠蔽」とは

隠蔽

「隠蔽」とは、「あるものを覆い隠すこと」という意味の言葉です。見られては都合が悪いものごとを、隠し覆うことを言います。読み方は「いんぺい」で、「事実を隠蔽する」「陣地を隠蔽する」「隠蔽工作を行う」のように使われます。

「隠蔽」の「蔽」という字は、「草」「ぼろぼろになる」の象形から成り、「長い時間が経過し、あるものの姿が草に覆われる」ことを表しています。そこから「あるものがかぶさって、その下のものを隠す」の意味で使われるようになりました。

「隠匿」との違いは、上記のような点にあります。すなわち、「隠匿」が「隠すべきでないもの(不法なものなど)を密かに隠す」ことを指すのに対し、「隠蔽」は「こちらに都合の悪いものごと(弱みなど)を故意に隠す」という点で使い分けされます。